2023年1月22日日曜日

以下、ポール・オームロッド著『経済学は死んだ』邦訳1995#10より


以下、ポール・オームロッド著『経済学は死んだ』邦訳1995#10より

低い失業率を維持してきた国は、いわば最後の最後の雇用者として効果的に機能す
る経済部門を持っていた。この部門が、時々起きるショックを吸収し、また普通には、未
熟練・資格未取得労働者に雇用を提供するのである。もちろん、これにはコストがかかる
社会的団結の程度が高い社会はこのコストを喜んで支払う。
 日本では、このショック吸収役に当たるのがサービス部門である。世界市場で競争して
いる日本の製造業は恐ろしいほどの効率経営だが、旅行や外食、レジャーなどのサービス
部門は、欧米の同じ産業や企業よりずっと多くの人を雇っている。一九九三年九月に、
『ファイナンシャル·タイムズ』が、元イギリスのサッカー·チームのキャプテンで、一
時日本でプレイしていたゲアリー・リネカーを「今週の人」として取り上げ、インタビュ
ー記事を載せた。日本とヨーロッパのサッカーの違いを聞かれたリネカーは、たいヘん頭
のいい答えをしている。サッカー自体についての答えは、ここでは忘れよう。もう一つが
大事だ。彼は、日本のクラブ·チームは事務部門の要員がとても多いのが大きな違いだと
言い、「だから失業者が少ないのだと思う」と答えた。…》281頁

最初の段落をミッチェル2019#19が引用している。
最低賃金を規定するJGPは失業率が低くてもブラック企業が横行している国には必要だ。

カール・マルクス 59
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/philo/1673019964/


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