私にこのことをいつも思い出させる隣の子どもがいます 彼はたいてい仰向け寝転がり それらの草を見上げながら過ごします あるとき彼がやってきて その頃彼は、7歳か8歳でした 私の家の、ドアのすぐ前には スズメバチの巣があって 成長するに任せていました たいていの人は小さいうちにそれをたたき落とします でも私にはそれが魅力的でした なぜならこういう感じのイタリア製の綺麗な本の見返しを見たことがあったからです そして彼がやってきてノックしました 彼は毎日何かを見せにやって来るんです そして私がドアを開けるまで、キツツキの様にノックし続けるのです 彼が言いました 「どうやってこんな蜂の巣を作ったの?」と 彼はそういうものを見たことがなかったんです 私は言いました:「コディ、 これはハチが作ったのよ」 そして一緒にそれを眺めました そして彼がなぜそう思ったかわかりました なぜって、それはとても綺麗にできていたからです それは建築的で、精確でした
そして我々は コディがしたように このような、 我々よりもはるかに長く この地球にいる先達の 信じられないようなモデルとつながることが できるようになるのです そして、望むらくは、彼らの助けを借りて この地球、私たちの住処であり、しかも 私たちだけのものでもない地球で生きる術を学ぶのです どうもありがとう (拍手)
ドーナツ#6
生物模倣という分野の代表的な思想家で、実践者でもあるジャニン・ベニュスにとっては、この惜しみなさという概念が、設計における生涯のテーマになっているという。ベニュスはわたしに次のように話してくれた。
人間は大きな脳を持つ動物ですが、地球上の歴史では新参者です。ですからいまだに母なる地球にあとしまつを頼る幼児のように振る舞っています。わたしはみんなにこの設計の課題に取り組んでもらいたい、自然のサイクルのすべてにしっかり参加してもらいたいと思っています。まずは炭素サイクルから始めましょう。最初に、どうしたら産業が大気を汚す炭素を「吐き出す」のを止められるかを考えます。その方法がわかったら次に、植物を模倣することで、二酸化炭素を製品のなかに「吸い込む」方法や、肥沃な農地に何百年も蓄えておける方法を考えます。炭素サイクルで経験を積んだら、次にそこで学んだことを生かして、燐や、窒素や、水のサイクルにも取り組みましょう。
惜しみなく与える設計のエッセンスを知るには、自然を模範、基準、助言者と見なすのがいいとベニュスはいう。自然を模範にすることで、わたしたちは生命の循環的なプロセスを学び、まねることができる。生命の循環的なプロセスでは、取ると与える、死と再生が繰り返され、ある生き物が捨てたものが、ほかの生き物の栄養になっている。また自然を基準にすることで、新しいイノベーションが持続可能なものであるかどうかを判断できる。そのイノベーションは自然のサイクルに参加することで、自然の基準を満たし、自然と調和するものになるかどうか? 自然を助言者にするとは、自然から何を獲得できるかと考えるのではなく、自然の三八億年の実験から何を学べるかと考えようということだ(*21)。
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