2020年9月3日木曜日

藤井二冠

33:

ー天野宗歩の詰将棋を解いたことがありますか。

藤井 ないです。詰将棋があるんですか。面白いですね。機会があったら、考えてみたいです

いま、 研究会をやってみたいと思う棋士はいますか

藤井基本的には、公式戦でやっていただくほうがいいです

一将棋以外のゲームをやってみたいと思うことはありますか

藤井 基本的にゲー ム類はヘタなんです。上達の見込みがあればいいんですけど。うまくなれるなら、や

ってみたいです

-いま、将棋ソフトは何を使っていますか。

藤井 主に「水匠2」です。皆さんと同じだと思います。

ーーパソコンのスペックは?

藤井 それ、自分も気になるんです。他の棋士の方はどのくらいのを使われているんでしょう。

ーーある棋士はコア1.9の64ギガが一つの基準と言っていました。

藤井 それなら大体互角です。今年パソコンを買い替えたのですが、CPUはRYZEN 3950×でメモリ

64ギガです。速いグラフィックボードはついていないのでゲームはできません。囲基碁AIはGPUを使う

ものが多いようですが、将棋のソフトはほとんどCPUで動いているので、そこは違いますね。

愛知県豊橋市で行われた王位戦第1局の時は、2日目の午後疲れたとおっしゃっていましたが、そん

なに疲れましたか。

藤井 はい、少し。トップ棋士の方々が、ランニングをされている理由が分かりました(笑)。

ーータイト ル戦で気に入ったおやつはありますか。

藤井 豊島竜王名人がフルーツの盛り合わせをよく頼まれるので、北海道で頼んだのですが、小さくカ

ットされていて、食べやすかった。さすがに好手だと思いました。あと王位戦第1局でいただいた八工丁味

噌優頭がコンパクトで食べやすかった。

-タイト ル戦で気に入った食事は?







ーー…初めての和服はいかがでしたか。

藤井  トイレが難敵かと思ったけど、意外に気になりませんでした。

ーー第2局では、△ 5四金がすごい手と評判になりました。

あれは研究ですか。

藤井  部分的に、永瀬二冠に指されたことのある手です。ある

手(有力)といった認識でした。

ーー自陣に打った△3一銀も渡辺棋聖の意表を突きました。

ソフトもあの手を発見するのに苦労したといわれますが。

藤井  (攻める手も考えましたが) △3一銀がいちばん安定

していそうだと。いったん受け止めて、息長く指す方針でい

きました。

.…

ーー和服の着付けや封じ手の書き方など、タイトル戦の前

に練習しましたか。

藤井 着付けはまだ自分ではやっていないんですが、今年中

には覚えなくてはいけないと思っています。封じ手はサイン

を書くのに脇息を使ったのと、自分で封じた時にサインを書

きそびれたことがまずかったですが、次からは大丈夫だと思

っています。

ーー和服での対局はやりやすかったですか

藤井 多分、ゆるめに着付けていただいたと思うんですが

どの対局も大丈夫でした。


写真で追う…25,32頁より






















藤井聡太二冠インタビュー 初戴冠となった棋聖戦を語る

この夏、将棋界の歴史をまたしても塗り替えた藤井聡太二冠。第91期ヒューリック杯棋聖戦では、最年少挑戦と最年少タイトル獲得の記録を更新し、第61期王位戦では最年少複数冠保持の記録を作りました。
初タイトルとなった棋聖獲得を藤井二冠はどう振り返るのか。王位戦真っただ中の8月1日に行われたインタビューをお届けします。
(本原稿は、9月2日発売のムック『写真で追う藤井聡太 最年少二冠までの軌跡』『高校生二冠 藤井聡太 ―完全収録! 第61期王位戦、第91期ヒューリック杯棋聖戦―』、9月3日発売『将棋世界10月号』(いずれも日本将棋連盟発行)より一部を抜粋し再編集したものです)

対局中断期間の準備と挑決

――棋聖戦も王位戦も挑戦まであと2勝というところで、藤井さんの対局も約2カ月止まりました。どんな気持ちでしたか
藤井「状況が状況でしたし、心の準備はできていたので驚きはありませんでした。与えられた条件の中で頑張るつもりでした」

――最年少挑戦の記録については
藤井「もともと意識していませんでしたし、詳しい条件も知りませんでした」

――自粛期間中はどう過ごしましたか
藤井「じっくり自分の将棋を見直しました。クセを見直し、序盤を調べました。次の対局までこれだけ時間を取れることはなかなかありませんから、じっくり課題に取り組めました」

――ネット将棋も指しましたか
藤井「対面では指しませんでしたが、ネットでは永瀬さん(拓矢二冠)と25局指しました。成績はカウントしていません(笑)」

――棋聖戦の日程発表を受けての心境は
藤井「準決勝と挑決の間が中1日で、そこはハードな日程だなと」

――挑戦者になれば、最年少挑戦の記録が誕生することになりました
藤井「挑決を迎えるときには記録のことは知っていました。それより相手が永瀬さんなので、内容的にしっかりついていくことが大事かなと思っていました。研究会で永瀬さんにはいつも教わっていますが、公式戦では初めてなので、楽しみでした」

――挑戦者になった瞬間は
藤井「際どい将棋だったので、感慨にひたる余裕はありませんでした。もちろんうれしかったですが、第1局が目前に迫っていますから、しっかり準備をすることのほうが大事だと思いました」

渡辺棋聖との番勝負

――第1局はスーツで対局されました
藤井「日程を見て、なんとなく第2局から和服を着るイメージを持ちました」

――渡辺明棋聖の印象は
藤井「渡辺先生は戦略家で、相居飛車でもいろいろ指されるので、後手になったときの作戦は考えました」

――自粛期間中に渡辺将棋を研究しましたか
藤井「それはありません(笑)」

――初めてのタイトル戦はいつもと違いましたか
藤井「前夜祭や検分などのイベントもなかったですし、違ったのは立ち合いの先生や関係者の方たちがいらしたことくらいでしょうか。ただ、この第1局で流れが決まると思いましたし、最初が大事だとは思っていました」

――結果は見事に勝利。第1局の勝利にはどんな意味がありましたか
藤井「ストレートで負けてしまうと、見ていただいている方や関係者の方に申し訳ないと思っていたので、ほっとしました」

――第3局で決めたいという気持ちはありましたか
藤井「第3局は先手番ですし、第4局は王位戦から連戦になるので、ここで決めるのが理想的だとは思いました」

――第3局に敗れて迎えた第4局。どう思っていましたか
藤井「第3局に負けた時点で五分だなと」

――渡辺棋聖が投了した瞬間、何を思いましたか
藤井「最後、自玉が詰まないかどうか不安だったので、タイトルを取ったという実感はあまりありませんでした。結果としては非常に大きな勝利で、徐々にうれしさが出てきました」

――大勢の報道陣が押し寄せて大ニュースになりました
藤井「自分としてはそんなにすごいことをしたという実感はないのですが、報道をきっかけにして将棋に関心を持っていただく方が増えたらうれしいです」

――渡辺先生と4局戦って、どんな印象を受けましたか
藤井「シリーズを通じて何度か気づかない好手を指されて、非常に勉強になりました。あと、タイトル戦は多くの方に支えられているんだということを強く感じました」

タイトル獲得後とこれから

――棋聖戦と王位戦を一緒に戦ったわけですが、作戦はいくつ用意しましたか
藤井「ストックを用意するのではなく、その対局ごとに考えています。一局終わったら、次を考えます」

――タイトル獲得後に師匠とは何か話しましたか
藤井「師匠も現地に来ていたので、終わってからすぐに、おめでとうと声をかけられました。それから、竜王戦も頑張れ、と言われたんですが、あっさり負けてしまったので、そちらは残念でした」

――それまで最年少記録を持っていた屋敷伸之九段は「注目されて、タイトルを取ってからが大変だった」とおっしゃっていました。そこはどう考えていますか
藤井「自分が対局することは変わらないので、いつも通りにやっていければいいと思います」

――次の目標は
藤井「引き続き強くなることを目指したいです」

――これから先、どのくらい強くなれると思っていますか
藤井「強くなれる余地はたくさんあると思っていますので、すべては自分次第です」
将棋界の歴史を塗り替え続ける藤井聡太二冠

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藤井聡太二冠がピアノを弾く姿、見たことある? Numberカメラマンが撮った“秘蔵写真10枚”。(3/3) - 将棋 - Number Web - ナンバー

藤井聡太二冠がピアノを弾く姿、見たことある? Numberカメラマンが撮った“秘蔵写真10枚”。
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photograph by
Takuya Sugiyama
幼少期はピアノを弾いていた!
(7)気鋭の14歳の姿
 2017年9月に発売された『天才 藤井聡太』(文藝春秋)の表紙別カット。カジュアルなTシャツ姿で、純粋な視線で盤面を見つめる。
(8)かわいい幼少時の対局姿
 幼少時に通った瀬戸市内の将棋教室で将棋に親しむ“藤井くん”。師匠の杉本八段は小学校1年生時からその才能に目を見張っていたという。
(9)祖父とも対局
 祖父と楽しそうに将棋に打ち込む貴重な幼少期のショット。この姿が10数年前、というのが驚きでもある。
(10)なんとピアノも!
 50メートル6秒台の俊足は広く知られた“藤井くん豆知識”だが、子供の頃にはピアノを習っていたことも。ちなみに卓球でも張本智和との逸話があるが……詳しくはNumber1010号で。
 9月3日発売のNumber1010号「藤井聡太と将棋の天才」は、小誌史上初となる「将棋」特集。将棋ファンだけでなくスポーツを愛する人々にも盤上での“頭脳の闘い”の世界観を知ってもらいたいと各棋士、愛棋家アスリートに登場してもらい、将棋の魅力について多角的に追っている。 
Number1010号『藤井聡太と将棋の天才』ではタイトル獲得への軌跡を追った「天翔ける18歳」に「記録で辿る異次元の歩み」、そして中京棋界の悲願を成就した「板谷一門の偶然と必然」など、藤井聡太二冠を様々な角度で追い、渡辺明新名人をはじめ、谷川浩司九段、木村一基九段ら数多くの名棋士の特集も組んでいます。ぜひお手に取ってください!
Sports Graphic Number 1010
本誌初の将棋特集! 

【最年少の輝き】 藤井聡太「天翔ける18歳」 

【新名人の決意】 渡辺明「敗北の夜を越えて」 

【トップ棋士対談】 佐藤天彦×中村太地 

【勝負師インタビュー】 
谷川浩司/佐藤康光 
木村一基/久保利明 

【七冠ロードを振り返る】 羽生に挑んだ男たち
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