2020年10月7日水曜日

歴史&良書紹介『財政赤字の神話』(ステファニー・ケルトン)是非とも読んでください【西田昌司ビデオレター令和2年10月6日】

参考:
 
世界史年表

タミル語とヘブル語

超入門MMT 藤井聡 2021/12/06(ジャクソン大統領の話)


アンドリュー・ジャクソン 1767~1845 - Wikipedia 

誓約




https://rekishi-love-history.blogspot.com/2025/11/blog-post_75.html


モーゼとファラオ

https://rekishi-love-history.blogspot.com/2025/11/blog-post_29.html


残したい日本

https://rekishi-love-history.blogspot.com/2025/11/blog-post_6.html


リンク

MMTer ケルトン

国家(セサミストリート#1)  GND

/シンク/天秤#2                         JGP#2

ケルトンカーブ       完全雇用

貨幣ピラミッド   ╋           ビーバー

部門別会計分析#4

信用貨幣論

歴史@#3                                フクロウ#3,4

恐慌/インフレ

_


MMTer ケルトン

国家(セサミストリート)               GND

/シンク            JGP

ケルトンカーブ       完全雇用

          ╋           ビーバー

部門別会計分析  

信用貨幣論        フクロウ

恐慌/インフレ   歴史@




MMTer ケルトン

国家(セサミストリート)                  GND

/シンク           JGP

ケルトンカーブ       完全雇用

          ╋           ビーバー

部門別会計分析   

信用貨幣論

歴史@           フクロウ


ミンスキー,金融不安で見直される経済学者 CAN “IT” HAPPEN AGAIN? +テイラールール
西田昌司
 
「いくらでも借金できる?」現代貨幣理論=MMTの真相 | 経済記者「一線リポート」 | 赤間清広 | 毎日新聞「経済プレミア」2021/02/26
MMTを理解できない財務省に告ぐ「思考停止をやめろ!」毎日新聞経済プレミアに掲載【西田昌司ビデオレター令和3年2月26日】

望月慎

https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/06/1-httpsyoutubedzosxax-pk.html


良書紹介『財政赤字の神話』(ステファニー・ケルトン)是非とも読んでください【西田昌司ビデオレター令和2年10月6日】

https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/10/2106.html @



財政赤字の神話―MMTと国民のための経済の誕生

「財政赤字が膨らめば国は破綻する」「政策に必要な資金は税金として集めなければならない」―これらの「常識」は、政府が国民に手を差し伸べないことを正当化するための方便にすぎない!米上院予算委員会のチーフエコノミストやバーニー・サンダース議員の大統領選顧問を歴任するMMT(現代貨幣理論)の第一人者が「財政赤字の神話」を撃破し、経済のあるべき姿をゼロから構想する。

内容説明

目次

日本版序文 「財政赤字」こそ、コロナショックを脱する唯一の道である
序章 バンパーステッカーの衝撃
第1章 家計と比べない
第2章 インフレに注目せよ
第3章 国家の債務(という虚像)
第4章 あちらの赤字はこちらの黒字
第5章 貿易の「勝者」
第6章 公的給付を受ける権利
第7章 本当に解決すべき「赤字」
第8章 すべての国民のための経済を実現する

Contents 

Introduction: Bumper Sticker Shock 

1    Don’t Think of a Household 

2    Think of Inflation 

3    The National Debt (That Isn’t) 

4    Their Red Ink Is Our Black Ink 

5    “Winning” at Trade 

6    You’re Entitled! 

7    The Deficits That Matter 

8    Building an Economy for the People 


Acknowledgments 

Discover More 

About the Author 

Praise for The Deficit Myth 

Notes

著者等紹介

ケルトン,ステファニー[ケルトン,ステファニー] [Kelton,Stephanie]
経済学者。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校教授(経済学、公共政策)。1969年生まれ。MMT(現代貨幣理論)の主唱者として世界的に知られる。ミズーリ大学カンザスシティ校経済学部長を務めたのち、2017年より現職。2015年の米上院予算委員会で民主党のチーフエコノミストを、2016年および2020年の米大統領選(民主党予備選)でバーニー・サンダース上院議員の政策顧問を務める。ブルームバーグ「2019年の50人」、プロスペクト誌「2020年世界のThinkerトップ50」に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

政府は通貨の発行体であり、無限の支出能力を持つ。緊縮なんてもってのほか、国民の幸福のための財政出動を! MMT(現代貨幣理論)の主唱者が財政赤字にまつわる6つの神話を撃破し、これからの経済を革命するNYタイムズ・ベストセラー。解説/井上智洋


参考:

『紙幣の性質と必要』A Modest Enquiry into the Nature and Necessity of a Paper Currency(1729)
ベンジャミン・フランクリン (Benjamin Franklin, 1706~1790) 
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/10/1729-benjamin-franklin-17061790.html 

ハミルトン
リンカーン


チャーネバ、ルーズベルト 1944

A Job Guarantee Costs Far Less Than Unemployment


ウィル・ロジャース

愛と盗難:2020/06/17赤字の神話 ステファニー・ケルトン
(クリントン政権の話)


kelton 2016/06/29 Taking on Krugman: the Economics of the Political Revolution 

https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/01/taking-on-krugman-economics-of.html 

https://youtu.be/q3lInN0G9DY?t=52m36s

https://youtu.be/m2V65kDKxg0


:クリントン、クルーグマン、バランス


https://twitter.com/raulacarrillo/status/1372217316163866629?s=21



It's just a description of the monetary system!


It's a Job Guarantee!


It's Knapp's Chartalism!


It's Functional Finance!


It's endogenous money theory!


It's Sectoral Balances!



イエレンを語る2017

Mariana Mazzucato マリアナ・マッツカート
The Kelton Curve


高橋是清「財政経済について」

日本宰相列伝 8 高橋是清 単行本 – 1985/11/1

今村 武雄 () 225~6頁参照



表券主義 荻原 重秀(おぎわら しげひで) 1658〜1713
歴史学

インフレ
#3
131
ピッツバーグ大学の公共問題・国際問題教授で、その研究成果を活発に発表しているフレデリック・セイアーは一九九六年にこう書いている。「アメリカはこれまでに六度の深刻な不況を経験したが、いずれも長期にわたって財政均衡が続いた後に起きている(44)」。表1にセイアーの研究成果を示す。
132 
表一:アメリカにおける財政黒字と債務削減の歴史 

政府遺務が       債務の減少率     景気後退が 
返済された期間       (%)              始まった年 
1817-1821           29%              1819 
1823-1836        100%              1837 
1852-1857          59%               1857 
1867-1873          27%               1873 
1880-1893       57%                 1893 
1920-1930       36%                1929 

Frederick C. Thayer, 
Balanced Budgets and Depressions, American Journal of Economics and Sociology 55, no. 2 (1996): 211-212, JSTOR, www.jstor.org/stable/3487081.


Balanced Budgets and Depressions on JSTOR

The American Journal of Economics and Sociology 

Vol. 55, No. 2 (Apr., 1996), pp. 211-212 (2 pages) 

Published By: American Journal of Economics and Sociology, Inc. 

Journal Information

The American Journal of Economics and Sociology (AJES) was founded in 1941, with support from the Robert Schalkenbach Foundation, to provide a forum for continuing discussion of issues emphasized by the American political economist, social philosopher, and activist, Henry George (1839-1897). Today, the exciting encounters between sociology and economics remain a natural subject to explore, and AJES continues to publish carefully crafted essays in the social sciences.

Publisher Information

The American Journal of Economics and Sociology (AJES) was founded in 1941, with support from the Robert Schalkenbach Foundation, to encourage the development of transdisciplinary solutions to social problems. The journal is currently undergoing a transition. It is renewing its original mission by publishing thematic issues on institutional responses to contemporary disruptions of social harmony and environmental sustainability. Unsolicited manuscripts are not accepted.

Rights & Usage

This item is part of JSTOR collection 
For terms and use, please refer to our Terms and Conditions 
The American Journal of Economics and Sociology © 1996 American Journal of Economics and Sociology, Inc. 
Request Permissions




Abba Lerner The economic steering wheel 1941
https://nam-students.blogspot.com/2019/06/abba-lerner.html


ケルトン2020が#8:312で引用

赤字が世界を救う
https://krugman.blogs.nytimes.com/2009/07/15/deficits-saved-the-world/


赤字は世界を救った

2009年7月15日午前8時54分
GoldmanSachsのJanHatziusは、経済に対する政府の支援が必要な調整を延期しているという主張に応えて、新しいメモ(リンクなし)を持っています。彼はその議論をあまり考えていません。私もそうは思いません。しかし、特に1つの節が私の目に留まりました。 :

民間部門の財務収支—民間貯蓄と民間の差として定義される
投資、または同等に私的収入と私的支出の間の投資は、2006年第3四半期のGDPの-3.6%から2009年第1四半期の+ 5.6%に上昇しました。このGDP調整の8.2%は、戦後史上最大であり、実際には1930年代初頭に見られた増加。

これは、何が起こったのかを考える興味深い方法です。また、驚くべき結論を示唆しています。つまり、裁量的政策ではなく、主に自動安定装置の結果である政府の赤字だけが、2度目の大恐慌から私たちを救ったのです。

次の図は議論をします:




https://www.princeton.edu/~pkrugman/deficitsave.png

説明
ここでは、GDPの関数として、民間部門の黒字と公的部門の赤字を示します。GDPが高いほど収入と貯蓄が増えるため、民間部門の線は上向きに傾斜し、GDPが高いほど、公共部門の線は下向きに傾斜します。より高い収入。平衡状態では、私的黒字は政府の赤字に等しい(国際資本フローを追加した場合、どの国にも厳密には当てはまらないが、これを世界経済の図と考えてください)。両方のセクターのバランスの初期位置ですが、これは重要ではありません。

私たちが経験したのは、個人貯蓄の増加と投資需要の減少の組み合わせにより、GDPの任意のレベルで望ましい民間余剰が急激に増加したことです。これは、民間余剰曲線の上方シフトとして示されています。

1930年代には、公的部門は非常に小さかったため、GDPは基本的に、民間部門の黒字をゼロに保つのに十分なほど縮小する必要がありました。したがって、GDPの低下は「大恐慌」とラベル付けされました。

今回は、GDPの低下が赤字の増加につながり、それが私的黒字の増加の一部を吸収したため、GDPの低下はそれほど大きくなくてもかまいませんでした。したがって、GDPの小さな低下は「大不況」とラベル付けされました。

ハッツィウスが言っているのは、最初のショック、つまり望ましい私的黒字の急増は、今回は1930年代よりも大きかったということです。これは、予算不足の吸収的な役割がなければ、完全な大恐慌の経験があったであろうことを示しています。 。私たちが実際に抱えているのはひどいことですが、それほどひどいことではありません—そしてそれはすべて赤字の増加によるものです。つまり、赤字は世界を救ったのです。




以下、ワシントンポスト紙の図を改変: 


ケルトン教授2









 





現代貨幣理論への系譜

強いつながり 弱いつながり


新古典派

●ジェヴォンズ・ワルラス・メンガー


•スミス


●マルサス

需要不足

*セイ

供給が需要を作る


・クラーク

限界生産性理論


・フランクリン

労働価値説

・マルクス(2)

商品質幣論、階級闘争、恐慌



●リカード


・スラッファ


・マーシャル 


・ピグー


・ケインズ(1)


オールドケインアン

・サミュエルリン・ヒックス・トービン


ニューケインジアン

・マンキュー●スティグリッツ・ブラインダー


オーストリア学派

・ハイエク その他多数


・ドブリュー・ルーカス・ハーン

一般均衡理論


マネタリスト

・フリードマン・グリーンスパン


サブライサイダー

・マンデル その他多数


・ルーカス

合理的期待/ニュークラシカル


・プロッサー

リアルビジネスサイクル


・バーナンキ (4)

ニューマネリスト/総合マクロ経済学


●ロビンソン(3)

●カレツキ


●ヴェブレン

商品貨幣論 制度貨幣論


・ミッチェル 景気循環


●コモンズ 法理論


制度学派

・アイレス●ディラード●フォスター


ポストケインジアン

●ミンスキー●デヴィッドソン・クレーゲル


現代貨幣理論(5)

●モズラー●ミッチェル●レイ●フォステイター●ケルトン 


1.ケインズの『雇用、利子および貨幣の一般理論』はマクロ経済学分野を創始した

2. MMTの最初の本には、マルクスの理論はケインズに影響を与えた「可能性が高い」と書かれている

3.ロビンソンは、どのような場合に雇用者は、労働者の価値以下の賃金を支払うことになるのかの研究を行った

4.これは、中央銀行や主要な大学で支配的な学派だ

5.「通貨の発行は、財政的制約に縛られない」


Adapted by Alocnierg sinek fram Macroeraamics, published by Red Giobe Press




MMT関連書籍リスト:再改訂版
日本が不景気を抜け出すケインズ主義
https://youtu.be/lmxLakqtaBE

Drs Stephanie Kelton and Bill Mitchell join Real Progressives 2020年2月18日


https://youtu.be/uKlwVoyTB-Q 



22:00〜25:00のケルトンの来歴が興味深い

ケルトン 2010


(Adobe PDF)
ritsumeikeizai.koj.jp/koj_pdfs/68203.pdf
-キャッシュ
Modern Monetary Theory の概説 - 立命館大学経済学部 論文検索
Ⅰ.租税貨幣論(Tax-Driven Monetary View). Ⅱ.機能的 ... し,何かしらの形での政府への支払い手段としての需要)が通貨を駆動するという動きは,貨幣史的 ... が Spending First と述べるのはまさにこの点があるからだ。 ... 2) Wray, L. R., 2011, MMP BLOG #8 : TAXES DRIVE MONEY, New Economic Perspectives,.
note.com > note > 望月慎(望月夜)

Modern Monetary Theoryの概説(note版)|望月慎(望月夜 ...
2019/8/5 -今回は、立命館大学経済学会セミナーにて、望月夜名義で研究報告させていただいた、『Modern Monetary Theoryの概説』について、noteの形で ... 租税貨幣論(Tax-Driven Monetary View) ... L. Randall Wray,



租税貨幣論(Tax-Driven Monetary View)
“TAXES DRIVE MONEY” 租税(あるいは、何かしらの形での政府への支払い手段としての需要)が通貨を駆動する。 ... "Spending First"


ランダル・レイ「現代貨幣理論への“カンザス・シティ”アプローチ:成立史から辿るMMT入門」(2020年7月) — 経済学101

The "Kansas City" Approach to Modern Money Theory  

by L. Randall Wray

2020/07


目次

  1. 表券主義ー貨幣国定説
  2. 信用貨幣:貨幣サーキットと内生的貨幣
  3. 貨幣の性質
  4. バランスシートの統合および整合: あるいは、政府支出の実態
  5. 部門別収支
  6. 金融不安定性
  7. 機能的財政、需要管理、完全雇用
  8. MMTと雇用保障
  9. 結論: MMTと政策

要旨

現代貨幣理論(MMT)は、異端派経済学内の流派の一部を統合したものである。主権通貨を発行する国家において、金融・財政の運営を記述することに焦点が当てられている。以上の観点から、ジョージ・フリードリヒ・クナップの国家貨幣のアプローチ(チャータリズム:表券主義)を応用し、さらにジョン・メイナード・ケインズの『貨幣論』を採択している。MMTは「主権通貨の発行者と、その主権発行通貨の利用者の違い」を強調している。この違いが強調されているのは、「財政・金融の政策余地」「期日までに全てを支払う能力」「信用力」「超過債務」などの問題に関係しているからである。しかし、MMTは、A・ミッチェル=イネスに倣って、主権通貨発行者と非主権通貨発行者の間には類似性があることを認めている。それゆえ、信用貨幣論(ポストケインズ主義者が通例呼ぶ用語では「内生的貨幣理論」)と、貨幣国定学説(Staatliche Theorie des Geldes)の統合を行った。MMTはこの統合を、政策分析に活用し、為替制度、完全雇用政策、金融・経済の安定性、そして現代経済が直面している現状課題(不平等の拡大、気候変動、人口高齢化、長期停滞、開発の不均衡)などの問題に応用している。本論文では、ミズーリ大学カンザスシティ校(UMKC)とバード大学レヴィ経済研究所におけるMMTへの取り組み、「カンザス・シティ」アプローチの発展について焦点を合わせてみたい。

キーワード:現代貨幣理論(MMT)、機能的財政、チャータリズム(表券主義)、貨幣国定学説、部門別収支(三部門収支バランス)、カンザス・シティ・アプローチ、雇用保障(ジョブ・ギャランティー)、主権通貨(ソブリン通貨)

序論

現代貨幣理論(MMT)の誕生は、1990年代のオンライン・ディスカッション・グループ、「ポスト・ケインジアン思想(Post Keynesian Thought:PKT)」にまで遡ることができる。ヘッジファンドのマネージャーであったウォーレン・モズラーは、1996年1月にPKTに参加した。モズラーは自身の論文『ソフトカレンシー経済学(Soft Currency Economics:SCE)1 』 (Mosler 1996)を起草中であった。モズラーは、参加して最初の数週間で、主権通貨の分析における基礎原理を提示し説明している。基礎原理とは以下である。「税金が主権通貨の需要を生み出す」「主権国家が債権を売りに出すのは、実際には借り入れ操作ではなく、銀行システムから余剰準備を除去(drain)するためである」「主権国家は、自国通貨を使い果たすことはない」「政府は、失業対策として最低賃金で雇用を提供すべきである」。PKTの参加者の多くは、この考えを受け入れず、敵対的ですらあった。しかし、少数の参加者は、このモズラーの一連の要旨が、異端派経済学の中で根幹となっているのを認識していたのである。総じて賛意を示した人物に、バジル・ムーア(内生的貨幣論の一翼を担っていたホリゾンタリストに関与)、ポール・デヴィッドソン(ケインジアン「原理主義者」の一員)、ビル・ミッチェル(ずっと以前に失業に対して「バッファーストック(緩衝材)」アプローチを開発していた)、マシュー・フォーステイター(経済史と経済思想史家として活動しており、教え子のパブリナ・チェルネバ2 は、モズラーのSCE論文の批評を書く為にリクルートされた)、そして私が含まれていた。

このPKTでの最初の面識からしばらく後、1996年6月、モズラーとチェルネバは、ブレトンウッズで開かれた会議を主催した。この会議には、ムーア、チャールズ・グッドハート、そして私が、モズラーや多くの金融市場関係者(及び少数の規制当局者)と一緒に参加し、マクロの政策分析の新しいフレームワークを広めることを目的としていた。このフレームワークの基礎を説明するために、モズラーは、私を説得し、資金援助した上で、新しい本を書かせている(Wray 1998) 。程なく、研究センターが2つ設立された。ビル・ミッチェルは、オーストラリアのニューカッスル大学に「完全雇用と公平性センター(CofFEE)」を設立し、モズラー、フォーステイター、そして私は、「完全雇用と物価安定センター(CFEPS)3 」を設立した。その後、ミッチェルは、CofFEEの支部をマーストリヒトに開設した。CofFEE、Levy、CFEPSでは長年にわたり多くの会議やセミナーが開催され、我々の分析を精緻化するだけでなく、様々な異端派の流派の中から、MMTの基礎を見出している。

以下、「カンザス・シティ」アプローチ4 ――レヴィ研究所とミズーリ大学カンザスシティ校(UMKC)で発展した研究を説明する。並行して発展したCofFEEの「ニューカッスル」アプローチは〔「カンザス・シティ」アプローチと〕それぞれ異なる異端学派の基盤から始まっているのだが、共通点がある。モズラーがソブリン債市場の動態から独創的な発明をしたのと同じく、現実世界の観察に基づいている。アメリカにおいて、MMTが辿ってきた道に焦点を当てることで、私は〔「カンザス・シティ」アプローチを〕他の2つより特別視しているわけではない。発展過程で、我々はほぼ常に交流を重ねており、また異なるバックグラウンドは、お互いのアプローチを迅速に発展させるのを可能とした。1996年1月初旬のモズラーの最初の投稿から始まり、1998年半ばには、新しいマクロ経済学の基盤が、極一握りの研究者によってまとめ上げられたのである。そのわずか20年後、MMTは、異端派経済学として極めて稀な成果を達成した:世界中の新聞の見出しに掲載され、即座にまずエスタブリッシュメントの政策立案者・政治家・経済学者に糾弾され、その後突如として、世界的なパンデミック対応に必要な理論として受け入れられたのである5  。


  • 1.「ソフト・カレンシー」とは、ペッグされていない通貨のことで、MMTはこれを主権通貨と呼んでいる。 []
  • 2.チェルネバは、後にCFEPSのアソシエイト・ディレクター(副所長)を務めることになる(下記参照)。 []
  • 3.最初、我々は、デンバー大学に設置しようとしたが、うまくいかず、一時的にレヴィ経済研究所内に設置され、その後にミズーリ大学カンザスシティ校(UMKC)に移動している。チェルネバは、CFEPSからUMKCに移っているが、ステファニー・(ベル)ケルトンもレヴィ内のCFEPSで研究した後、UMKCに移っている。UMKCの学生の多くが、MMTの発展に貢献している。Joelle LeClaireの"budget deficits:財政赤字"(2008)、エリック・ティモワーニュの"central banking and asset markets:中央銀行と資産市場"(2009)、Zdravka Todorovaの"money and gender:マネーとジェンダー"(2009)、Flavia DantasとYeva Nersisyanによる"shadow banking:シャドー・バンキング"(Nersisyan and Dantas 2017)、Fadhel Kaboubの"the job guarantee for developing countries:発展途上国のための雇用保障"(2012)、Felipe Rezendeの"MMT for Brazil:ブラジルのためのMMT"(2009)等を含む。ビル・ブラックは2000年代半ばにUMKCの経済部門に加わり、金融危機の一因に、ホワイトカラーの"control fraud"(不正操作)"があることを紹介した。ヤン・クレーゲルは、著名な客員教授として長年教鞭を取ってきたが、金融市場に関する深い知見をもたらした。この講義要目ではジョン・ヘンリーも思想史を教えており、このことで、ミンスキーが言う「巨人の肩の上に我々は立っている」(Bell, Henry, and Wray 2004を参照)についての理解を深め、初期エジプトにおける貨幣の使用についても寄稿している(Henry 2004を参照)。最近では、カルロ・テイシェイラ・ホルヘが、客員研究員として論文"strengthening the application of MMT to the case of Brazil(ブラジルの事例へのMMT適用の裏付け)"(Jorge 2020)を完成させている。レヴィでは、ディミトリ・パパディミトリウが、30年にわたってMMTと雇用保障に関する研究を支えてきている。 []
  • 4.初期の頃、我々のアプローチは大抵チャータリスト(一部の評論家からネオ・チャータリスト)と呼ばれ、アメリカでは"カンザス・シティ"アプローチと呼ばれていた(これは、オーストラリアのミッチェルと彼のグループの貢献を無視しており、明らかに不当な呼称である)。私は、初期の学術研究論文のタイトルで"modern money:現代貨幣"という言葉を使っているが、"modern money theory:現代貨幣理論"(一部の支持者によっては"modern monetary theory:現代貨幣理論"と呼ばれている)という言葉は、かなり後年になるまで登場していない(ビル・ミッチェルは、この言葉について、自身のブログ"BillyBlogのある投稿者に栄誉を授けている)。(私が、"monetary"より"money"を使うことを好むのは、かつて論文のタイトルで使用した単語であるからだが、それだけでなく、MMTの適用範囲が、"monetary economics:金融経済学"の通例の適用範囲に限定されていないからでもある。多くの評論家が、MMTを金融政策――例えば、中央銀行が「紙幣を刷ること」で支出を賄う――に過度に焦点を当てている新しい形態のマネタリズムの一種だと誤解している。強調して正しておきたいのが、"modern money:現代貨幣"とはすなわち、"modern:現代"の主権通貨制度の働きに関するものなのである []
  • 5."Nersisyan and Wray"(2020)を参照。急速な転向の事例としては、Buiter (2020)を挙げられる。Buiterは次のように論じている「〔コロナ危機への〕アメリカの対応の多くは、"ヘリコプターマネー"という現代貨幣理論(MMT)の応用です。減税や公共支出の増加を賄うために発行された国債を、中央銀行が購入することで、財政刺激策に資金供給するものです。」 ワシントン・ポスト紙は、この急速な改宗に同意を示している(Von Drehle 2020)。「1年前だと、現代貨幣理論(MMT)は、経済学者のお茶会では、狂ったオジサンが捲し立てる、アメリカ連邦政府の支出能力を、ほとんど魔法のようなものとしている突飛な考えであり、未承認の理論であった。MMTはバード大学のレヴィ経済研究所やミズーリ州立大学カンザスシティ校などの、人里離れた研究機関で培養されており、左派のバーニー・サンダース上議院選挙(バーモント州選出)や、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(民主党、ニューヨーク州選出)は何年も前からMMTについて騒ぎ立てている。しかし主流派の思想家達からはほとんど相手にされてきていない。突如として、主流派であろうとなかろうと、おおっぴらに認めるには後ろ暗いにしても、誰もがMMT主義者だ」。英紙ガーディアン(2020)は、パンデミックへの対応として、政府に直接資金を供給するようイングランド銀行に指示した決定を称賛する記事の中で、以下のように記載している。「ランダル・レイはアバ・ラーナーに多く依拠している現代貨幣理論の学者である。彼は皮肉を込めて以下のように書いている。"パンデミックの襲撃前に、政府が直面していた実物制約は、ウィルスが我々の生産キャパシティの大部分を停止させた後の実物制約より、はるかに少ない制約であった"。コロナウィルスへの対処としてできることに、お金の支払いがある。お金はなんら問題となっていない」。 []


  • Buiter, Willem. 2020. “The Helicopters Are Coming.”  Project Syndicate  March 26. Available at: https://www.project-syndicate.org/commentary/helicopter-money-coronavirus-responseby-willem-h-buiter-1-2020-03?barrier=accesspaylog  

    Henry, John F. 2004. “The Social Origins of Money: The Case of Egypt.” In L. Randall Wray, (ed.),  Credit and State Theories of Money: The  Contributions of A. Mitchell Innes. Cheltenham, UK: Edward Elgar.  
    Henry, John F., Stephanie Bell, and L. Randall  Wray. 2004. “A Chartalist Critique of John Locke’s Theory of Property, Accumulation, and Money.”  Review of Social Economy 62(1): 51–65. 

    Mosler, Warren. 1996.  Soft Currency Economics. West Palm Beach, Florida: III Finance. (Updated version available at:  http://moslereconomics.com/wpcontent/uploads/2018/04/Soft-Curency-Economics-paper.pdf.)  
    ———. 2001. “Rites of Passage.”  Epicoalition.org, May 1. 

    Nersisyan, Yeva, and Flavia Dantas. 2017. “Rethinking liquidity creation:  Banks, shadow banks and the elasticity of finance.”  Journal of Post Keynesian Economics  40(3): 279–99. 

    Nersisyan, Yeva, and L. Randall Wray. 2020.  “The Most Important Economic Lesson from the COVID-19 Crisis: It’s time to  ditch “pay-for” politics.” Dollars & Sense blog, May/June. 

    Todorova, Zdravka 2009.  Money and Households in a Capitalist Economy: A Gendered Post Keynesian-Institutional Analysis. Cheltenham, UK: Edward Elgar. Tymoigne, Eric. 2009. Central Banking, Asset Prices and Financial Fragility. London: Routledge.  
    ———. 2016. “Government Monetary and Fiscal  Operations: Generalizing the Endogenous Money Approach.”  Cambridge Journal of Economics  40(5): 1317–32. 
    Tymoigne, Eric, and L. Randall Wray. 2014.  The rise and fall of money manager capitalism: Minsky’s half century  from World War two to the great recession.  London: Routledge. 

    Von Drehle, David. 2020. “So long, balanced budgets. Everyone’s into endless spending now.” Washington Post, April 7. 

    Joelle LeClaireの"budget deficits:財政赤字"(2008)、
    エリック・ティモワーニュの"central banking and asset markets:中央銀行と資産市場"(2009)、
    Zdravka Todorovaの"money and gender:マネーとジェンダー"(2009)、
    Flavia DantasとYeva Nersisyanによる"shadow banking:シャドー・バンキング"(Nersisyan and Dantas 2017)、
    Fadhel Kaboubの"the job guarantee for developing countries:発展途上国のための雇用保障"(2012)、
    Felipe Rezendeの"MMT for Brazil:ブラジルのためのMMT"(2009)等


    3.貨幣の性質

    ステファニー・(ベル)ケルトンは、イネスが他にも貨幣に関する記事を書いているかどうかを調べるために大英図書館を捜索したところ、「Martyrdom in our Times(我らの時代の殉教)」と題された西欧文明における刑罰の歴史を調査した興味深い小冊子を発見した16 。この本では重要な要点が示されており、イネスの貨幣と負債に関する三部作の第三部と位置付けることができる。部族の慣行による贖罪金を貨幣の「創世記」の物語と位置づけているグリアソンの分析を拡張して、贖罪金は近代西洋の「司法」システムの「創世記」と同様として位置づけられる。初期の刑務所は処罰のためではなく、むしろ家族が政府に罰金を支払うのを確実に履行するための存在であった。借金の支払いを確実にするために、メソポタミアで妻が「女奴隷」として拘束されていたのも同様である17 。イネスが論じたように、刑罰の目的で投獄が大規模に行われるようになったのは、18~19世紀になってからである。西洋の歴史を通して、投獄は主に裁判まで被告人を拘束するため、または有罪判決を受けた人を借金や罰金が支払われるまで拘束するのに使われていた。罰するために、あるいは更生させるために、あるいは「贖罪」として「社会への負債を支払う」のを強制するために、罪人を刑務所に収容すべきである、との近代的な概念は、極めて近年になるまでは、司法の概念では異質なものであった18 。

    西洋における「司法」の進化は、犯罪を防ぐため(それによって〔行政機関が〕罰金を課す能力をなくすため!)ではなく、「収入」の源として被害者の補償を受ける権利を徐々に剥奪することを引き起こした。資本主義の発展と、それに伴う失業者や離散者階級の成長に伴い、支払い能力のない者による犯罪が増加し、死刑の適用が拡大した。被害者が徐々に補償から除外されたため、彼らは当然、死刑の拡大を支持した19 。囚人を大量に収容するのはコストがかかるため、特に奴隷制が終わった後は、囚人は安い労働力として貸し出されるようになった。労働力が不足すると、保安官は労働者として「chain gangs(鎖で繋がれた囚人)」を補充するために逮捕者を創出した。1930年代には労働組合が囚人労働の利用を制限していたが、1990年代には世界の大企業による囚人労働の利用という「罰則的ケインズ主義」が復活した20 。このことから、文明は贖罪金の伝統を「現代貨幣」へと導く道と「現代的な監獄」へと導く道――それぞれが負債と償還について独自の概念を持っている――の二つの道に沿って変化させたという仮説を立てることができるのだ!

    我々はこれまでに、貨幣の社会性と負債性を強調した他の研究者の研究(ジェフ・インガム(2000)とダドリー・ディラード(1980)らを含む)も多く取り込んできた。償還の原則は、アメリカの植民地時代の紙幣(アダム・スミスも着目している)に関する比較的最近のファーリー・グラブ(2019)による研究で、最もよく説明されている。グラブが示しているように、初期の植民地では、硬貨の発行は禁止されており、英国通貨の不十分な供給に依存せざるを得なかった。故に、植民地では、紙幣を発行するというアイデアを打ち出した。植民地は、特定の枚数の紙幣を印刷して直接使用するのを許可する法律を可決している。これと同時に、新しい税法を可決し、数年間で発行された紙幣の価値と多かれ少なかれ等しい額の税収を増やすことが期待されることになった。税収が入ってくると、納められた紙幣は燃やされる。税金は償還のためのもので支出のためのものではない、との認識に立って、この税金は「償還税」と呼ばれていた。支出は紙幣が発行によって予め財源として確保されていたので、税金の目的は紙幣をもってして税金の支払いに充てるための需要を作り出すことにあった。一度償還された「歳入」21 は、他の目的に充てられることはなかった。

    経済学者たちは長い間、貨幣といえば輝く金属に目がくらんできたので、商品価値としての効果の希少性に関心を絞ってきた。このことで、物々交換説を支持するかのような商品貨幣観につながっており、貨幣の価値の決定について危険な誤解を与えている。金本位制の放棄は、一般的には貨幣価値が錨から外れて漂い、政府は「信頼」を喪失し無責任な存在に成り下がると考えられてきたため、長い間、インフレへの道筋と考えられてきた。しかし、徹底した調査によって、まず貨幣は金属硬貨よりも何千年も前から先行しており、次に硬貨の価値は通常、貴金属の含有量に決定されていなかったことが明らかになっている。最初の硬貨は紀元前7世紀にアルゴス王ペイドンの下で作られた(Wray 1990, 7)22 。その後、硬貨に貴金属を使用することは一般的であったが、それらの硬貨は日常の商業に利用するには価値が高すぎたのである。メソポタミアと同様、ほとんどの商業は信用の利用を通じて行われ、「石板にチョークで書く」ことで記録され、通常は収穫時に年に一度、あるいはそれ以下の頻度で負債が決済された。(1300年~1600年期のロンドンに関する研究については、McIntosh [1988]を参照)。ヨーロッパの王たちは、イネスが主張したように、負債の記録であるタリー・スティック(合札)に大きく依存していた。いずれにしても、硬貨のほとんどが、硬貨の商品価値をはるかに上回る名目上の価値で流通していたのである。

    貨幣の名目上の価値は「公金支払所」、すなわち発行主権者が政府への負債の支払いとして発表した価値で設定されていた。この価値は、単に発表するだけで変更することができ、町の触れ役(town crier)を派遣しての、「切り下げ(cry down)」が可能となっていた。これは、度を越さない限り、税負担を増加させる効果的かつ適切な方法であると認識されていたのである。ローマ法では、裁判所は硬貨の名目上の価値のみを執行すると宣言されている。硬貨は、貴金属の「実際の」価値ではない(イネスによる結果的に正しかった断言のように)。私は、〔ローマ帝国では〕「征服の時代」を通じて硬貨に貴金属が使用され続け、硬貨の発行者の管轄外での支払いの必要性――特に傭兵の雇用と提供に――結びつけた(Wray 1998a)。貴金属硬貨の価値の高さは、「兵士や水兵」の給料の支払いにおいて特に有用であり、多額の一時金と不定期の支払いを伴うことが認識されてきたが、一度発行されると、納税で償還される(Crawford 1970)23 。これらの兵士や水兵は故郷から遠く離れている可能性があるため、硬貨の発行者は戦争に負けた場合に備えて、価値が具体化された貴金属によって、国外での何らかの価値の保持を保証していたのである24  。

    16~24

    +15:

    1. "to pay(支払う)"という動詞は"to pacify(宥める)"に由来しており、血の恨みを生じる前から防ぐための補償が本来の目的であることを示している。 []
    2. しかし、実際には、社会がこのような厳しい処罰を実施したことはほとんどなかった。地中海諸国では死刑はガレー船の服役に、北欧諸国では死刑は「流罪」(植民地への追放)に減刑される傾向があった。 []
    3. Wray(2000)とPigeon and Wray(2000)を参照。 []
    4. 今日でも使われている "revenue(歳入)"という言葉は、"come back to(戻ってくる)"や"return to(帰る)"という意味の初期フランス語(英語は借用)に由来している。何をreturnするのか? 最初に支出される紙幣である。税金の「revenue(歳入)」とは、すでに支出された通貨を発行者に返すことであり、これは上述したように通貨の「redemption(償還)」である。 []
    5. Kurke(1999)は、古代ギリシャにおいて、社会的ネットワークや贈答品交換に依存したエリート社会と都市政府であるポリスに導かれた民主主義の台頭との間の政治的闘争から硬貨が生まれたという興味深い主張をしている。貴金属の貨幣化は、エリートの支配に対する意図的な挑戦であった。それは、硬貨の生産に最高級品(貴族は貴金属の量と質を「人の価値の尺度」として使用した)を使用し、アゴラで使用するために市民に配布したからである。Wray(2004, 236)を参照。 []
    6. 「硬貨は、おそらく巨額の政府の支払いを便利な形で行うために発明された(後略)。硬貨は一度発行されると、税金の支払いのために政府から返還を要求された。」 (Crawford 1970, 46). []
    7. Wray(1998: ch. 3; 2004, 252–54)を参照。 []

    Bell, Stephanie. 2000. “Do taxes and  bonds finance government spending?”  Journal of Economic Issues  34: 603–20. 
    ———. 2002. “Convergence Going In, Divergence Coming Out: Default Risk Premiums and the Prospects for Stabilization in the Eurozone.” CFEPS Working Paper No. 24. Kansas City, MO: Center for Full Employment and Price Stability (CFEPS).  
    Bell, Stephanie, and L. Randall Wray. 2004. “The  War on Poverty after 40 years: A Minskyan Assessment.” Public Policy Brief No.  78. Annandale-on-Hudson, NY: Levy Economics Institute of Bard College. 

    Crawford, M. 1970. “Money and Exchange in the Roman World.”  Journal of Roman Studies  60: 40–48. 

    Dillard, Dudley. 1980. “A Monetary Theory of  Production:  Keynes and the Institutionalists.” Journal of Economic Issues  14(2): 255. 

    Grierson, Philip. 1977.  The Origins of Money.  London: The Athlone Press.   

    Grubb, Farley. 2019. “Colonial Virginia’s Paper Money Regime, 1755–1774: A Forensic Accounting Reconstruction of  the Data.” Alfred Lerner  College of Business and Economics Working Paper No. 2015-11. Newark,  DE: University of Delaware, Alfred Lerner College of Business and Economics.  

    The Guardian. 2020. “The Guardian view on the Covid-19 fight: it can be paid for.” Opinion, April 9. 

    Hudson, Michael. 2004. “The Archaeology of Money:  Debt versus Barter  Theories of Money’s Origins.” In L. Randall Wray (ed.),  Credit and State Theories of Money:  The Contributions of A.  Mitchell Innes.  Cheltenham, UK: Edward Elgar. 

    Innes, A. Mitchell. 1913. “What is Money.”  Banking Law Journal  May: 377–408.
     ———. 1914. “The Credit Theory of Money.”  Banking Law Journal  December/January: 15168. 
    ———. 1932.  Martyrdom in our times: two  essays on prisons and punishment. London: Williams & Norgage, Ltd. 

     Ingham, Geoffrey. 2000. ‘“Babylonian Madness: on the historical and sociological origins of money.” In John Smithin (ed.),  What  is Money.  London & New York: Routledge.
     Kaboub, Fadhel. 2012. “From Neoliberalism to Social Justice: The Feasibility of Full Employment in Tunisia.”  Review of Radical Political Economics  44(Summer): 305–12. 
    Kalecki, Michal. 1971. “Political Aspects of Full Employment.” In  Selected Essays on  the Dynamics of the Capitalist Economy. Cambridge, UK: Cambridge University Press. 
    Kelton, Stephanie. 2020.  The Deficit Myth: Modern Monetary Theory and the Birth of the People's Economy.  New York: Public Affairs. 

     Kurke, Leslie. 1999.  Coins, Bodies, Games, and Gold. Princeton, NJ: Princeton University Press. 

    Mcintosh, Marjorie K. 1988. “Money Lending on the Periphery of London, 1300–1600.”  Albion 20(4): 557–71. 

    Pigeon, Marc-Andre, and L. Randall Wray. 2000.  “Can Penal Keynesianism Replace Military Keynesianism? An Analysis of Society’s Newest ‘Solution’ for the Hard to Employ and a Proposal for a More Humane Alternative.”  Social Justice  27(2): 148–161. 

      
    Wray, L. Randall. 
    ———. 1998a.  Understanding Modern Money: the key to  full employment and price stability. Northampton, MA: Edward Elgar 

    ——— (ed). 2004.  Credit and State Theories of Money: the contributions of A. Mitchell Innes. Cheltenham, UK: Edward Elgar. 

    ケインズ『貨幣論』1929(1930)『貨幣改革論』1923:メモ
    http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/1979-john-maynard-keynes-treatise-money.html 

    Knapp クナップ 1842~1926
    https://nam-students.blogspot.com/2019/05/knap-18421926.html


    https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.45480/page/n23
    John Maynard Keynes A Treatise Money 1929・1965
    ケインズ全集5所収

    https://twitter.com/kf0612/status/1166339087277547520?s=21
    ケインズ「貨幣と計算貨幣との区別は, 計算貨幣は記述あるいは称号であり, 貨幣はその記述に照応する物であるといえば, おそらく明らかにし得るであろう」
    ケインズ「貨幣契約の一つの特殊な性質は, 国家または社会が, 単に引渡しを強制するだけでなく, 計算貨幣をもって締結されている契約の合法的あるいは慣習的な履行として引き渡されなければならないものは何かということをも決定する点にある」
    「したがって国家は, まず第一に, 契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現れる。 しかし国家が, これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め, それを布告し, そしてその布告を時々変更する権利を要求するとき国家は二役を演じることになる」
    「この権利は, すべて近代国家が要求しており, そして少なくとも約4000年の間そのように要求し続けてきた。
    クナップの表券主義 (chartalism) 貨幣はとくに国家の創造物であるという学説 が完全に実現されるのは, 貨幣の発展がこの段階に到達したと
    きである」
    イネスとケインズの貨幣論 / “konan-u.repo.nii.ac.jp/?action=reposi…” htn.to/4gvNXFzFw2
    https://konan-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2991&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
    https://htn.to/4gvNXFzFw2 p.79

    貨幣論1
    p.4

      Now by the mention of contracts and offers, wehave introduced Law or Custom, by which they areenforceable; that is to say, we have introduced theState or the Community. JHirthermore it is a peculiarcharacteristic of money contracts that it is the Stateor Community not only which enforces delivery, butalso which decides what it is that must be deliveredas a lawful or customary discharge of a contractwhich has been concluded in terms of the money-of-account. The State, therefore, comes in first of allas the authority of law which enforces the paymentof the thing which corresponds to the name or de-scription in the contract. But it comes in doublywhen, in addition, it claims the right to determine anddeclare what thing corresponds to the name, and tovary its declaration from time to time—when, thatis to say, it claims the right to re-edit the dictionary.This light is claimed by all modem States and hasbeen so claimed for some four thousand years at least.It is when this stage in the evolution of Money hasbeen reached that Knapp’s Chartalism—the doctrinethat money is peculiarly a creation of tte State—^isfully realised. 


    貨幣論
     ところで、契約と付け値とに言及することによって、既にわれわれはそれらを履行させることのできる法律あるい
    は慣習を導入している。すなわちわれわれは、国家あるいは社会を導入しているのである。さらに貨幣契約の一つの
    特殊の性質は、国家または社会が、単に引渡しを強制するだけでなく、計算貨幣をもって締結されている契約の合法
    的あるいは慣習的な履行として引き渡されなければならないものは何かということをも決定する点にある。したがっ
    て国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現わ
    れる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時
    どき変更する権利を要求するとき--すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき--国家は二役を演ずることに
    なる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四○○○年の間そのように要求し続けてき
    た。クナップ(Knapp)の表券主義 (chartalism)--貨幣はとくに国家の創造物であるという学説--が完全に実
    現されるのは、貨幣の発展がこの段階に到達したときである。
     したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後を引き継ぐに至ったのであ
    る。そして表券主義的貨幣すなわち国家貨幣の時代は、国家が、一般に行なわれている計算貨幣に対して、いかなる
    ものを貨幣としてこれに照応させるかを布告する権利を要求したときに--国家が辞典の使用を強制するだけでな
    く、辞典を作る権利をも要求したときに--達せられた。今日すべての文明社会の貨幣は、議論の余地なく表券主義
    的[貨幣〕である。

    全集#5:4~5頁


    レイ6:3

     ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。  
     まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、その計算貨幣を使った価格表のおかげである。

    財政出動における真水とは?

    参考:
    門前小僧 (@monzenkozo100)
    ⁦‪@AbeShinzo‬⁩ ちょっと前のデータで恐縮ですが。 pic.twitter.com/QUGIqCDXdY
    https://twitter.com/monzenkozo100/status/1256306424428113920?s=21

    Image from Gyazo


    飯田泰之氏「スペンディングファースト」



    https://twitter.com/_luminous_woman/status/1484155491827986434?s=21

    https://twitter.com/slowslow2772/status/1484150636703010819?s=21


     
     
    slowslow2772
    ⁦‪@slowslow2772‬⁩
    pic.twitter.com/jwR3PYTedJ
     
    2022/01/20 22:07
     
     
     
     
    もいける
    ⁦‪@Moikeru‬⁩
    NHK 平清盛と宋銭 貨幣経済を目指して
    飯飯田泰之氏
    ・一万円札は原価20円程度の紙切れ
    ・一万円札が購買力を持つのはなぜか?
    ・税金を納めるクーポン券、納税をできることをもって価値を担保
    ・どうやって納税してもらうか?
    ・まず先に政府が銭を使え=スペンディングファースト
    良い番組ですね
     
    2022/01/16 23:40
     
     

    https://twitter.com/moikeru/status/1482724361



    23 件のコメント:

    1. #3
      セイヤー、アメリカにおける財政黒字と債務削減の歴史
      132
      表一:アメリカにおける財政黒字と債務削減の歴史

      政府遺務が 債務の減少率 景気後退が
      返済された期間 (%) 始まった年
      1817-1821 29% 1819
      1823-1836 100% 1837
      1852-1857 59% 1857
      1867-1873 27% 1873
      1880-1893 57% 1893
      1920-1930 36% 1929

      NAMs出版プロジェクト: 経済学者はなぜ嘘をつくのか 青木泰樹
      https://nam-students.blogspot.com/2020/03/blog-post_15.html

      #3
      131
      ピッツバーグ大学の公共問題・国際問題教授で、その研究成果を活発に発表しているフレデリック・セイアーは一九九六年にこう書いている。「アメリカはこれまでに六度の深刻な不況を経験したが、いずれも長期にわたって財政均衡が続いた後に起きている(44)」。表1にセイアーの研究成果を示す。


      no.13(July6,2000),www.lrb.co.uk/v22/n13/wynnegodley/whatiftheystartsavingagain.
      44.FrederickC.Thayer,BalancedBudgetsandDepressions,AmericanJournalofEconomicsandSociology55,no.2(1996):211212,JSTOR,www.jstor.org/stable/3487081.



      返信削除
    2. NAMs出版プロジェクト: 経済学者はなぜ嘘をつくのか 青木泰樹
      https://nam-students.blogspot.com/2020/03/blog-post_15.html

      #3
      131
      ピッツバーグ大学の公共問題・国際問題教授で、その研究成果を活発に発表しているフレデリック・セイアーは一九九六年にこう書いている。「アメリカはこれまでに六度の深刻な不況を経験したが、いずれも長期にわたって財政均衡が続いた後に起きている(44)」。表1にセイアーの研究成果を示す。

      #3
      セイヤー、アメリカにおける財政黒字と債務削減の歴史
      132
      表一:アメリカにおける財政黒字と債務削減の歴史

      政府遺務が 債務の減少率 景気後退が
      返済された期間 (%) 始まった年
      1817-1821 29% 1819
      1823-1836 100% 1837
      1852-1857 59% 1857
      1867-1873 27% 1873
      1880-1893 57% 1893
      1920-1930 36% 1929

      no.13(July6,2000),www.lrb.co.uk/v22/n13/wynnegodley/whatiftheystartsavingagain.
      44.FrederickC.Thayer,BalancedBudgetsandDepressions,AmericanJournalofEconomicsandSociology55,no.2(1996):211212,JSTOR,www.jstor.org/stable/3487081.

      返信削除
    3.  #3
       財政黒字は経済から資金を吸い上げる。財政赤字はその逆だ。財政赤字は過剰にならないかぎり、民間の所得、売り上げ、利益を下支えし、景気を維持するのに役立つ(42)。必要不可欠とまでは言えないが、長期にわたって財政赤字がない状態が続くと経済は行き詰まる(43)。ピッツバーグ大学の公共問題・国際問題教授で、その研究成果を活発に発表しているフレデリック・セイアーは一九九六年にこう書いている。「アメリカはこれまでに六度の深刻な不況を経験したが、いずれも長期にわたって財政均衡が続いた後に起きている(44)」。表1にセイアーの研究成果を示す。

      44. Frederick C. Thayer, Balanced Budgets and Depressions, American Journal of Economics and Sociology 55, no. 2 (1996): 211-212, JSTOR, www.jstor.org/stable/3487081. 45. Ibid.

      返信削除
    4. . 44. Frederick C. Thayer, Balanced Budgets and Depressions, American Journal of Economics and Sociology 55, no. 2 (1996): 211-212, JSTOR, www.jstor.org/stable/3487081.

      返信削除

    5. 財政赤字の神話―MMTと国民のための経済の誕生
      価格 ¥2,640
      (本体¥2,400)
      電子版価格 ¥2,640
      ケルトン,ステファニー【著】〈Kelton,Stephanie〉/土方 奈美【訳】
      早川書房(2020/10発売)

      返信削除
    6. レイのクリントン批判
      "The Emperor Has No Clothes: President Clinton's Proposed Social Secur" by L. Randall Wray
      1999
      https://digitalcommons.bard.edu/levy_archives/57/

      返信削除
    7. https://ideas.repec.org/p/lev/levypn/99-2.html

      返信削除


    8. ケインズ『貨幣論』
      《 ところで、契約と付け値とに言及することによって、既にわれわれはそれらを履行させることのできる法律あるいは慣習を導入している。すなわちわれわれは、国家あるいは社会を導入しているのである。さらに貨幣契約の一つの特殊の性質は、国家または社会が、単に引渡しを強制するだけでなく、計算貨幣をもって締結されている契約の合法的あるいは慣習的な履行として引き渡されなければならないものは何かということをも決定する点にある。したがって国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現われる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時どき変更する権利を要求するとき--すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき--国家は二役を演ずることになる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四○○○年の間そのように要求し続けてきた。クナップ(Knapp)の表券主(chartalism)--貨幣はとくに国家の創造物であるという学説--が完全に実現されるのは、貨幣の発展がこの段階に到達したときである。
       したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後を引き継ぐに至ったのである。そして表券主義的貨幣すなわち国家貨幣の時代は、国家が、一般に行なわれている計算貨幣に対して、いかなるものを貨幣としてこれに照応させるかを布告する権利を要求したときに--国家が辞典の使用を強制するだけでなく、辞典を作る権利をも要求したときに--達せられた。今日すべての文明社会の貨幣は、議論の余地なく表券主義的[貨幣〕である。》

      邦訳ケインズ全集#5:4~5頁


      レイMMT入門6.3
      《 ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。  
       まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、その計算貨幣を使った価格表のおかげである。》

      返信削除


    9. ケインズ『貨幣論』
      《 ところで、契約と付け値とに言及することによって、既にわれわれはそれらを履行させることのできる法律あるいは慣習を導入している。すなわちわれわれは、国家あるいは社会を導入しているのである。さらに貨幣契約の一つの特殊の性質は、国家または社会が、単に引渡しを強制するだけでなく、計算貨幣をもって締結されている契約の合法的あるいは慣習的な履行として引き渡されなければならないものは何かということをも決定する点にある。したがって国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現われる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時どき変更する権利を要求するとき--すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき--国家は二役を演ずることになる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四○○○年の間そのように要求し続けてきた。クナップ(Knapp)の表券主(chartalism)--貨幣はとくに国家の創造物であるという学説--が完全に実現されるのは、貨幣の発展がこの段階に到達したときである。
       したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後を引き継ぐに至ったのである。そして表券主義的貨幣すなわち国家貨幣の時代は、国家が、一般に行なわれている計算貨幣に対して、いかなるものを貨幣としてこれに照応させるかを布告する権利を要求したときに--国家が辞典の使用を強制するだけでなく、辞典を作る権利をも要求したときに--達せられた。今日すべての文明社会の貨幣は、議論の余地なく表券主義的[貨幣〕である。》原著1929

      邦訳ケインズ全集#5:4~5頁


      レイMMT入門6.3
      《 ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。
       まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、その計算貨幣を使った価格表のおかげである。》原著2015改訂版

      返信削除


    10. ケインズ『貨幣論』
      《 ところで、契約と付け値とに言及することによって、既にわれわれはそれらを履行させることのできる法律あるいは慣習を導入している。すなわちわれわれは、国家あるいは社会を導入しているのである。さらに貨幣契約の一つの特殊の性質は、国家または社会が、単に引渡しを強制するだけでなく、計算貨幣をもって締結されている契約の合法的あるいは慣習的な履行として引き渡されなければならないものは何かということをも決定する点にある。したがって国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現われる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時どき変更する権利を要求するとき--すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき--国家は二役を演ずることになる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四○○○年の間そのように要求し続けてきた。クナップ(Knapp)の表券主義(chartalism)--貨幣はとくに国家の創造物であるという学説--が完全に実現されるのは、貨幣の発展がこの段階に到達したときである。
       したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後を引き継ぐに至ったのである。そして表券主義的貨幣すなわち国家貨幣の時代は、国家が、一般に行なわれている計算貨幣に対して、いかなるものを貨幣としてこれに照応させるかを布告する権利を要求したときに--国家が辞典の使用を強制するだけでなく、辞典を作る権利をも要求したときに--達せられた。今日すべての文明社会の貨幣は、議論の余地なく表券主義的[貨幣〕である。》原著1929

      邦訳ケインズ全集#5:4~5頁


      レイMMT入門6.3
      《 ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。  
       まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、その計算貨幣を使った価格表のおかげである。》原著2015改訂版

      返信削除


    11. ケインズ『貨幣論』
      《 …国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現われる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時どき変更する権利を要求するとき--すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき--国家は二役を演ずることになる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四○○○年の間そのように要求し続けてきた。クナップ(Knapp)の表券主義(chartalism)--貨幣はとくに国家の創造物であるという学説--が完全に実現されるのは、貨幣の発展がこの段階に到達したときである。
       したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後を引き継ぐに至ったのである。》原著1929
      邦訳ケインズ全集#5:4~5頁


      レイMMT入門6.3
      《 ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。  
       まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、その計算貨幣を使った価格表のおかげである。》原著2015改訂版

      返信削除


    12. ケインズ『貨幣論』
      《 …国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを強制する法の権威として現われる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時どき変更する権利を要求するとき--すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき--国家は二役を演ずることになる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四〇〇〇年の間そのように要求し続けてきた。クナップ(Knapp)の表券主義(chartalism)--貨幣はとくに国家の創造物であるという学説--が完全に実現されるのは、貨幣の発展がこの段階に到達したときである。
       したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後を引き継ぐに至ったのである。》原著1929
      邦訳ケインズ全集#5:4~5頁


      レイMMT入門6.3
      《 ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。  
       まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、その計算貨幣を使った価格表のおかげである。》原著2015改訂版

      返信削除
    13. >>1 乙

      ケインズ『貨幣論』
      《 …国家は、まず第一に、契約に含まれている名称もしくは記述に照応する物の支払いを
      強制する法の権威として現われる。しかし国家が、これに加えていかなる物がその名称に
      照応するかを定め、これを布告し、そしてその布告を時どき変更する権利を要求する
      とき──すなわち辞典を再編修する権利を要求するとき──国家は二役を演ずることに
      なる。この権利は、すべて近代国家が要求しており、そして少なくとも約四〇〇〇年の
      間そのように要求し続けてきた。クナップ(Knapp)の表券主義(chartalism) ──貨幣は
      とくに国家の創造物であるという学説──が完全に実現されるのは、貨幣の発展がこの
      段階に到達したときである。
       したがって、人びとが計算貨幣を採用した瞬間から、貨幣の時代が物々交換の時代の後
      を引き継ぐに至ったのである。》原著1929
      邦訳ケインズ全集#5:4~5頁

      レイMMT入門6.3
      《 ここでは、貨幣の歴史に関する従来の物語の誤りを証明するために、詳細な歴史を説明
      する余裕はない。そこで、その代わりとなるものを概観しよう。
       まずは、計算貨幣は何千年も前から──少なくとも4000年、おそらくはもっとずっと前
      から──存在することに注目しなければならない(「現代貨幣理論」の「現代」は、「貨幣
      とは、少なくとも過去4000年間は国家貨幣であった」というケインズの主張から来ている)。
      我々がこれを知っているのは、例えば貨幣的な価値を記録するメソポタミアの粘土板や、
      その計算貨幣を使った価格表のおかげである。》原著2015改訂版

      返信削除
    14. 天秤

      ジョーン・ロビンソン(Joan Violet Robinson、1903 - 1983)
      http://nam-students.blogspot.com/2018/09/blog-post_14.html@
      Prof Stephanie Kelton - The Deficit Myth - 2020/01/15 Harcourt Lecture
      https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/01/prof-stephanie-kelton-deficit-myth.html
      (ケルトン がロビンソンを引用)

      ジョーン·ロビンソンの序文

       1940年に,〔戦争に明け暮れる] ニュースからの気晴らしのつもりで,わた
      しはマルクス (Karl Marx, 1818 ~ 83) を読み始めた。ケインズ革命の光に照
      らして『資本論』を読むことによって,わたしはマルクス主義者を自認してい
      る人々が見過ごしてきたように思われる多くのものをそのなかに見いだした。
      マルクス主義者は健全財政と金本位制のスローガンをもってケインズに応酬し
      ていた。そのなかでカレッキーだけが『資本論』第II巻の拡大再生産表式の要
      点を理解していて,その基礎のうえに「ケインズ的」理論をうち建てたのであ
      る。わたしにとってマルクスの主要な教示は,均衡の見地からではなく歴史の
      見地から思考しなければいけないということであった。このことは,もちろん
      ケインズ革命の教示でもあった。


      (クリーゲル政治経済学の再構築1978^1975年3頁)

      参考:

      Stephanie Kelton (@StephanieKelton)
      2020/01/13 7:46
      Joan Robinson (1943) on the “logic” of austerity. pic.twitter.com/aRooHKEXqh

      https://twitter.com/stephaniekelton/status/1216491689218641922?s=21

      返信削除



    15.  1940年に,〔戦争に明け暮れる] ニュースからの気晴らしのつもりで,わた
      しはマルクス (Karl Marx, 1818 ~ 83) を読み始めた。ケインズ革命の光に照
      らして『資本論』を読むことによって,わたしはマルクス主義者を自認してい
      る人々が見過ごしてきたように思われる多くのものをそのなかに見いだした。
      マルクス主義者は健全財政と金本位制のスローガンをもってケインズに応酬し
      ていた。そのなかでカレッキーだけが『資本論』第II巻の拡大再生産表式の要
      点を理解していて,その基礎のうえに「ケインズ的」理論をうち建てたのであ
      る。わたしにとってマルクスの主要な教示は,均衡の見地からではなく歴史の
      見地から思考しなければいけないということであった。このことは,もちろん
      ケインズ革命の教示でもあった。


      (ジョーン·ロビンソンの序文より、邦訳『クリーゲル政治経済学の再構築』1978^1975年3頁)

      返信削除
    16. 187 あ[sage] 2021/02/12(金) 02:09:52.09 ID:iExgiWje
      主流派の外生的貨幣供給論だと一元的なので以下のような
      認識にはならない

      通貨のピラミッド構造 (三橋資料参照)

        貨幣ピラミッド

             /\統合政府の負債
            /  \
           /    \市中銀行の負債
          /      \
         /        \銀行以外の主体の負債
        /          \
       /____________\

      R.レイのMMT入門 第三章第二節 決済と債務ビラミッド
      http://econdays.net/?p=9759
      より引用。(IOUは借用証書の意味)
      租税による最終需要付与により、政府のIOU=通貨(currency)をトップとした信用のヒエラル
      キー構造が形成される。下位の信用は、上位の信用によって決済することができる。(例:負
      債である買掛金を、銀行預金=銀行負債で支払う。銀行預金の引き出し請求に対して、現金
      を支払う。)

      https://1.bp.blogspot.com/-NEc4f3qU4oo/XTbtZGQ3nCI/AAAAAAABloE/vZ7BWEuFOQEDDKZhHHbED4K3v9rbjqJlwCLcBGAs/s1600/IMG_4338.PNG
      レイはミンスキーを援用している

      ケルトン
      2021/02/02
      https://1.bp.blogspot.com/-MZGoZ8Av8HA/YCVikZE_s7I/AAAAAAACAgM/KiKLGilVSPkHSewUydU9YPJr1KA8fv4zwCLcBGAsYHQ/s1334/6F1A88C1-999F-4AF3-BB2B-B0D49B1447DC.png
      2019
      https://1.bp.blogspot.com/-p19cPDwHrJE/X5w0J_opMxI/AAAAAAABuj4/748czBGIfvkLXf4jDQfWxE1w0aqel7r8wCLcBGAsYHQ/s1600/33CACB95-1D20-49FE-8397-4BE87464DE17.png

      2020/10/3
      「MMTの真髄を知る」第2回 井上、望月
      https://youtu.be/iiROxIsMiL0
      17:00 https://i.imgur.com/Iw6Ncgx.jpg

      返信削除




    17. Japanese Owl
      ⁦‪@KF0612‬⁩


      荻生徂徠は新井白石の貨幣数量説を否定してたよね。
      奢侈品の需要が供給より多いので物価上昇が起きてると。
      これも今から見ると凄い。

      2021/06/28 23:43


      https://twitter.com/kf0612/status/1409522946847113219?s=21

      返信削除
    18. 397 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (JP 0H09-v5eU)[sage] 2021/07/10(土) 00:37:13.61 ID:wOOTayHgH
      ランダルレイ
      「日本は、主流の理論と政策がすべて間違っていることを証明するには完璧な事例だ。
      と同時に、国を悩ますあらゆる問題に対して常に反MMT的政策を選ぶような国としても一番の好例だ。」

      ケルトンの言ってるのもそういうことじゃねーの?

      返信削除
    19. 519 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2022/01/19(水) 13:32:40.95 ID:YGMkgwrI
      近年の啓蒙活動としてはグレーバー『負債論』が重要。
      David Graeber: debt and what the government doesn't want you to know 
2015/10/28
https://youtu.be/LxJW7hl8oqM

      ただしそれ以前に日本の知識人達がちゃんと福沢諭吉を読んでさえいれば、
      とっくにMMTは常識のはずだった。
      
《人民の一家には貯蓄貸金の多きを以て無上の目的と為すと雖も政府の経済
は假令ひ負債あるも蓄積ある可らず如何となれば政府は本来無一物、たゞ年々國民の財を集めて年々
これを消費する筈のものなるが故に若しも政府に余裕生ずる位なれば初めより之を取らして國民の
手元に残し置く方こそ便利なる可ければなり…(略)》
      (福沢諭吉「外債論」1885年、 旧全集第九巻47~8頁より)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979059/37

以下、現代語訳
 《人民の一家ならば、貯蓄や貸金を増やすのを目的とするのも結構なことだが、
政府の経済は、たとえ負債があったとしても貯蓄は持つべきではない。
なぜなら政府は本来、元手があるわけではなく、ただ毎年国民の財を集めて、
毎年これを消費するだけのものであるので、もしも政府の財政に余裕が生じるくらいならば、
始めからこれを取りたてずに国民の手元に残しておいたほうが、経済にとり都合がよいからである。
このように一家の世帯と一国の経済は違うもので、政府が目的とするべきことは、
ただ全国の人民がその知力のあるかぎり、腕力のあるかぎり、心身を働かせて、
天然の人為を加え、それによって人間の快楽が多くなるようなそういう仕組みを作り、
また自然にそういう仕組みがある場合にはそれを妨害しないことにある。》
      (竹森俊平『世界デフレは三度来る 上』79頁より)

      福沢諭吉はJGPも先取りしている。

      返信削除
    20. 519 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2022/01/19(水) 13:32:40.95 ID:YGMkgwrI
      近年の啓蒙活動としてはグレーバー『負債論』が重要。
      David Graeber: debt and what the government doesn't want you to know
      2015/10/28
      https://youtu.be/LxJW7hl8oqM

      ただしそれ以前に日本の知識人達がちゃんと福沢諭吉を読んでさえいれば、
      とっくにMMTは常識のはずだった。
      《人民の一家には貯蓄貸金の多きを以て無上の目的と為すと雖も政府の経済
      は假令ひ負債あるも蓄積ある可らず如何となれば政府は本来無一物、たゞ年々國民の財を集めて年々
      これを消費する筈のものなるが故に若しも政府に余裕生ずる位なれば初めより之を取らして國民の
      手元に残し置く方こそ便利なる可ければなり…(略)》
      (福沢諭吉「外債論」1885年、 旧全集第九巻47~8頁より)
      https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979059/37

以下、現代語訳

      《人民の一家ならば、貯蓄や貸金を増やすのを目的とするのも結構なことだが、
      政府の経済は、たとえ負債があったとしても貯蓄は持つべきではない。
      なぜなら政府は本来、元手があるわけではなく、ただ毎年国民の財を集めて、
      毎年これを消費するだけのものであるので、もしも政府の財政に余裕が生じるくらいならば、
      始めからこれを取りたてずに国民の手元に残しておいたほうが、経済にとり都合がよいからである。
      このように一家の世帯と一国の経済は違うもので、政府が目的とするべきことは、
      ただ全国の人民がその知力のあるかぎり、腕力のあるかぎり、心身を働かせて、
      天然の人為を加え、それによって人間の快楽が多くなるようなそういう仕組みを作り、
      また自然にそういう仕組みがある場合にはそれを妨害しないことにある。》
      (竹森俊平『世界デフレは三度来る 上』79頁より)

      福沢諭吉はJGPも先取りしている。

      返信削除

    21. 519 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2022/01/19(水) 13:32:40.95 ID:YGMkgwrI
      近年の啓蒙活動としてはグレーバー『負債論』が重要。
      David Graeber: debt and what the government doesn't want you to know
      2015/10/28
      https://youtu.be/LxJW7hl8oqM

      ただしそれ以前に日本の知識人達がちゃんと福沢諭吉を読んでさえいれば、
      とっくにMMTは常識のはずだった。
      《人民の一家には貯蓄貸金の多きを以て無上の目的と為すと雖も政府の経済
      は假令ひ負債あるも蓄積ある可らず如何となれば政府は本来無一物、たゞ年々國民の財を集めて年々
      これを消費する筈のものなるが故に若しも政府に余裕生ずる位なれば初めより之を取らして國民の
      手元に残し置く方こそ便利なる可ければなり…(略)》
      (福沢諭吉「外債論」1885年、 旧全集第九巻47~8頁より)
      https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979059/37



      《人民の一家ならば、貯蓄や貸金を増やすのを目的とするのも結構なことだが、
      政府の経済は、たとえ負債があったとしても貯蓄は持つべきではない。
      なぜなら政府は本来、元手があるわけではなく、ただ毎年国民の財を集めて、
      毎年これを消費するだけのものであるので、もしも政府の財政に余裕が生じるくらいならば、
      始めからこれを取りたてずに国民の手元に残しておいたほうが、経済にとり都合がよいからである。
      このように一家の世帯と一国の経済は違うもので、政府が目的とするべきことは、
      ただ全国の人民がその知力のあるかぎり、腕力のあるかぎり、心身を働かせて、
      天然の人為を加え、それによって人間の快楽が多くなるようなそういう仕組みを作り、
      また自然にそういう仕組みがある場合にはそれを妨害しないことにある。》
      (現代語訳、竹森俊平『世界デフレは三度来る 上』79頁より)

      福沢諭吉はJGPも先取りしている。

      返信削除

    22. 519 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2022/01/19(水) 13:32:40.95 ID:YGMkgwrI
      近年の啓蒙活動としてはグレーバー『負債論』が重要。
      David Graeber: debt and what the government doesn't want you to know
      2015/10/28
      https://youtu.be/LxJW7hl8oqM

      ただしそれ以前に日本の知識人達がちゃんと福沢諭吉を読んでさえいれば、
      とっくにMMTは常識のはずだった。
      《人民の一家には貯蓄貸金の多きを以て無上の目的と為すと雖も
      政府の経済は假令ひ負債あるも蓄積ある可らず如何となれば政府は本来無一物、
      たゞ年々國民の財を集めて年々これを消費する筈のものなるが故に
      若しも政府に余裕生ずる位なれば初めより之を取らして
      國民の手元に残し置く方こそ便利なる可ければなり…(略)》
      (福沢諭吉「外債論」1885年、 旧全集第九巻47~8頁より)
      https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979059/37



      《人民の一家ならば、貯蓄や貸金を増やすのを目的とするのも結構なことだが、
      政府の経済は、たとえ負債があったとしても貯蓄は持つべきではない。
      なぜなら政府は本来、元手があるわけではなく、ただ毎年国民の財を集めて、
      毎年これを消費するだけのものであるので、もしも政府の財政に余裕が生じるくらいならば、
      始めからこれを取りたてずに国民の手元に残しておいたほうが、経済にとり都合がよいからである。
      このように一家の世帯と一国の経済は違うもので、政府が目的とするべきことは、
      ただ全国の人民がその知力のあるかぎり、腕力のあるかぎり、心身を働かせて、
      天然の人為を加え、それによって人間の快楽が多くなるようなそういう仕組みを作り、
      また自然にそういう仕組みがある場合にはそれを妨害しないことにある。》
      (現代語訳、竹森俊平『世界デフレは三度来る 上』79頁より)

      福沢諭吉はJGPも先取りしている。

      返信削除



    23. luminous woman
      ⁦‪@_luminous_woman‬⁩


      ⁦‪@Moikeru‬⁩ 飯田泰之氏「スペンディグファースト」 pic.twitter.com/tiRLC44jLx

      2022/01/20 22:34



      https://twitter.com/_luminous_woman/status/1484157434323435520?s=21

      iPhoneから送信

      返信削除