2020年10月17日土曜日

一般理論#17関連 自己利子率


Ryouji Ishizuka (@ISHIZUKA_R)
ケインズの自己利子率は「q-c+l」=「資産の収益-持ち越し費用+流動性プレミアム」
"own-rates of interest" は、「むしろ、「固有利子率」ないしは「個別利子率」と訳した方が、異なる資産の異なる利子率、というニュアンスを引き出せたかもしれない」と高さん。

https://twitter.com/ishizuka_r/status/1317354173713674241?s=21

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Ryouji Ishizuka (@ISHIZUKA_R)
階層化システムは「中央銀行貨幣と私的債務証書とが共存する混成的なものであり、「階層化されたピラミッド形態をとった差異のシステム」である。」(アグリエッタ、1982、訳107,179頁)高、1994、207頁。

https://twitter.com/ishizuka_r/status/1317381659340107776?s=21

高英求 貨幣論… 



5 件のコメント:

  1. 支配的な役割を果たす(rule the roost)、という『貿易風 ―中部大学国際関係学部論集― 』第12号ものであり、後にはIS-LM分析が全盛となる。しかしながら、ディラードのケインズ解釈は、オリジナルの『一般理論』のエッセンスを深く把握しようとするものであり、通説的理解とは一線を画すものであった。 主流派経済学の世界ではほとんど注目されることがないが、ディラードは、アメリカのポスト・ケインジアンの源流に位置するともいいうる存在である36)。たとえば、「金融不安定化説」で知られるハイマン・ミンスキーはディラードのケインズ解釈を高く評価している。すなわち、ディラードの1955年の論文を高く評価するのである(Minsky 1982 : 訳124 ; Dillard 1955)37)。また、ミンスキーの後継者的な位置にあり、内生的貨幣供給理論を唱えるレイも、同様にディラードのケインズ解釈を掘り起こして高い評価を与えている38)。ディラードは、1948 年に出版した The Economics of John Maynard Keynes(邦題『J.M. ケインズの経済学』)で知られている。これは、ヒックスのIS-LM分析とは違った、ケインズ『一般理論』を内在的に読み解く、きわめて優れた研究であった39)。しかし、一定の注目は集めながらも、ディラードの解釈はケインズ理解の基本線とはならなかったのである。 あくまでも貨幣を『一般理論』解釈の要とした点で、ディラードはケインズの主張を的確におさえていたといえる。すなわち、貨幣の特殊な性格が生産・雇用を阻害する役割を果たしてしまう、という論理を追求したのである。こうした解釈を深めていく中で、ディラードは1980年代に、『一般理論』第17章の重要性を強調するようになる40)。1980年の論文でディラードは『一般理論』第17章が、「ケインズによる生産の貨幣理論を理解するための最上の案内」になる、と述べている。すなわち、あらゆる資産が自己利子率を持つが、貨幣利子率こそが経済全体においてケインズの第17章における主張に注目するのである(Dillard 1980 ; Keynes 1936[1973] : 225, 235)。また、ディラードは1988年の論文でも、「『一般理論』において最も重要な章」として、第17章をあげている(Dillard 1988)41)。ディラードは、『ケインズ全集』を詳細に検討して、「第17章において、ケインズは新たなフロンティアに挑んでいた(pressing against new frontiers)」と評している。そして第17章が『一般理論』で最も深遠な章だというのである。 ディラードが、貨幣の特殊な役割を重視する『一般理論』の基本線をおさえていたことは間違いないだろう。しかしながら、そのディラードにしても、本稿における問題意識からすると、ケインズの自己利子率論の洞察を十分に引き出すまでには至っていないように思われる。ディラードは、あくまでも彼のいう「雇用の貨幣理論」という枠組みの中に、(自己)利子率論を位置づけようとする。貨幣が他の資産とは異なる特殊な性格をもつがゆえに、その利子率は高止まりして、完全雇用に必要とされる新たな資本資産への投資を促す利子率を上回ってしまう42)。 このような解釈は妥当ではあるが、ディラードが強調するほどには、第17章の意義、とくに自己利子率論の意義を掘り下げて活かせていないように思われる43)。 むしろディラードから受け継ぐべきは、制度へのまなざしであろう。ディラードは、ケインズの「マクロ経済学は制度的アプローチと両立しうる」、としている(Dillard 1980)44)。もともとディラードは、1948年の時点で、ケインズ『一般理論』における社会制度へのまなざしに注目していた。たとえば、ディラードは次のようにいう45)。ケインズの資本および利子観には現在の社会秩序に対する根本的な批判がひそんでい

    40) レイによると、ディラードはケインズ『一般理論』第17章に早くから例外的に注目していたという(Wray 1993)。ヒックスのIS-LM理論においては、第17章の重要な洞察が抜け落ちていたのであり、ディラードの自己利子率論への関心は、きわめて例外的なものであった。そして、この点について、今なおポストケインジアンはディラードの功績に十分に注意を払っていない、とレイはいうのである。ただし、厳密にいえば、ディラードがケインズの自己利子率を『一般理論』の核心と見るようになったのは、1980年代以降だととらえた方がよいだろう。ディラードは、1948年の著書においては、ほとんど自己利子率論に言及していない。1955年の論文、「貨幣経済の理論」においては、早くもケインズの自己利子率の理論の重要性が語られ、すべての資産が一定の「貨幣性(moneyness)」をもつことを示すもので、正しい方向への一歩であることを認めつつも、まだ自己利子率論への評価は限定的であった(Dillard 1955)。


    Dillard, Dudley(1948),The Economics of John Maynard Keynes -The Theory of a Monetary Economy, Prentice
    Hall, Inc.(D. ディラード著、岡本好弘訳『J.M.ケインズの経済学』東洋経済新報社、1973年)----------------(1 9 5 5),“ The theory of a monetary economy”, in Kenneth K.Kurihara(ed.),Post-Keynesian Economics, London : George Allen & unwin.----------------(1980),“A monetary theory of prodiction : Keynes and the institutionalists”, Journal of Economic Issues, Jun.-----------------(1987),“Money as an institution of capitalism”, Journal of Economic Issues, vol.21, No.4. reproduced in Marc R.Tool(ed.),Evolutionary Economics vol.II –Institutional Theory and Policy, M.E.Sharpe, Inc.----------------( 1 9 8 8 ),“ Effective demand and the monetary theory of employment”, in Alain Barrère(ed.),The Foundations of Keynesian Analysis : Proceedings of a Conference held at the University of Paris I -PantéonSorbonne, Macmillan.

    Wray, L.Randall(1993),''The monetary macroeconomics of Dudley Dillard'', Journal of Economic Issues, 2 7( 2 ),June.----------------(2016),Why Minsky Matters –A Introduction to the Work of a Maverick Economist, Princeton University Press.

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  2. Ryouji Ishizuka
    @ISHIZUKA_R
    ·
    Oct 17
    Replying to
    @ISHIZUKA_R
    「銀行から預金が突然引き上げられてミューチャル・ファンドに流入する可能性はつねにあり、金融システムの不安定性はかつてなく増大している。MFへの銀行預金のシフトは、従来のマネー・サプライの領域からの貨幣の漏出を意味しており、通貨当局は貨幣範疇の見直しを迫られている。」同上、204頁
    1
    4
    4

    Ryouji Ishizuka
    @ISHIZUKA_R
    ·
    Oct 17
    以上は、高英求「管理放棄の力学――アメリカの金融自由化をどう見るか――」、『貨幣論の再発見』所収。

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  3. アグリエッタ邦訳110頁
    1982年原著
    貨幣の暴力

    にもピラミッドの記述

    高英求論考
    自己利子率
    http://elib.bliss.chubu.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=XC17000029&elmid=Body&fname=N01_012_048.pdf

    Ryouji Ishizuka (@ISHIZUKA_R)
    2020/10/17 15:38
    ケインズの自己利子率は「q-c+l」=「資産の収益-持ち越し費用+流動性プレミアム」
    "own-rates of interest" は、「むしろ、「固有利子率」ないしは「個別利子率」と訳した方が、異なる資産の異なる利子率、というニュアンスを引き出せたかもしれない」と高さん。

    https://twitter.com/ishizuka_r/status/1317354173713674241?s=21

    ーー

    Ryouji Ishizuka (@ISHIZUKA_R)
    2020/10/17 17:27
    階層化システムは「中央銀行貨幣と私的債務証書とが共存する混成的なものであり、「階層化されたピラミッド形態をとった差異のシステム」である。」(アグリエッタ、1982、訳107,179頁)高、1994、207頁。

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    高英求 貨幣論… 

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  4. アグリエッタはルネジラールの影響下

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