2023年6月17日土曜日

中央銀行はお金を創造できるか―信用システムの貨幣史― : 金井 雄一: 本

 
 
研究猫とも
⁦‪@reiwanekotomo‬⁩
MMTが純粋な内生説ではないという部分については同意で、ただしそれは「内生説を徹底できていない」というものではなく、現実の仕組みがそうなってるからそのまま記述してるだけなんですよね。
 
2022/11/12 23:54
 
 
 
 
研究猫とも
⁦‪@reiwanekotomo‬⁩
PDFはこちら。
jsmeweb.org/ja/journal/pdf…
 
2022/11/12 23:49
 
 
 
 
研究猫とも
⁦‪@reiwanekotomo‬⁩
金井 雄一「貨幣の内生性と現代貨幣理論(MMT)における論理不徹底」
cir.nii.ac.jp/crid/152000945…

内生説の話は面白いけど、日銀の債務についての認識は全く同意できないですね。 pic.twitter.com/10hh4C59Za
 
2022/11/12 23:47
 
 
https://twitter.com/reiwanekotomo/status/1591442489554374656?s=61


金井 雄一「貨幣の内生性と現代貨幣理論(MMT)における論理不徹底」2021

https://www.jsmeweb.org/ja/journal/pdf/vol.44/vol44_04_kanai_full_ja.pdf



より具体的に日本銀行を例にして述べると, 日銀の経常損益がもし赤字になるようなことがあれ

ば,日銀の国債購入額が減少するという事態も起こりうるだろう. 56) 国債を額面以上の価格で購入

し,額面で償還される満期まで保有すれば, 日銀には 「償還損が発生」57) するが, 「今後国債償還

損は増加する可能性が高い」58) と予想されている. そうなれば日銀が無限に国債を購入し続けるこ

とは困難となろう. 仮に日銀の国債購入額が減少すれば, 国債価格低下や長期金利上昇が生じうる.

もちろん、実際には何が契機となって債券価格や金利や為替相場が変動するかはわからないし, そ

のような事態が生じる前に, あるいは直後に, 発動しうる対応策も少なくはない. それゆえ, いた

ずらに危機を煽る必要はないが,いずれにしても,国債価格暴落やハイパーインフレの危惧は全く

なしに, 国債はどれだけでも発行できるとさえ言っていれば済むものではない. 国債は政府の債務

111頁


https://www.amazon.co.jp/dp/4815811253/ref=aod_recs_desktop_prsubs_0

中央銀行はお金を創造できるか―信用システムの貨幣史― 単行本 – 2023/6/9 


社会に深く浸透している経済学の「常識」が、いかに貨幣の実態を捉えそこね、不合理な判断や施策を生み出してきたか、イギリス金融史の精緻な分析をもとに鋭く実証。近代的貨幣の生成プロセスを「信用」の次元から描き直すことで、MMTにもつながる素朴な認識を覆し、政策の指針を示す。

【目 次】
序 章 金融政策の前提を疑う
      —— 外生説批判の必要性
     1 銀行券は印刷機で増やせるのか
     2 外生説と内生説
     3 外生説と内生説のはてしない対立
     4 対立はなぜ決着しないのか
     5 本書の目的と構成 —— 信用先行視点を導入して

  第Ⅰ部 貨幣内生の現象
       —— イギリス金融史の実態

第1章 通貨論争期における金準備と銀行券流通
     1 通貨論争とピール銀行法の成立
     2 ピール銀行法下の実態
     3 1847年恐慌後のピール銀行法とイングランド銀行

第2章 第一次大戦期のカレンシー・ノート発行
     1 1914年恐慌とカレンシー・ノート発行
     2 大戦中のカレンシー・ノート増加
     3 大戦後のカレンシー・ノート統合

第3章 両大戦間期における金本位復帰と金本位放棄
     1 金本位復帰以前と以後の銀行券流通
     2 金本位放棄以前と以後の銀行券流通
     3 両大戦間期における預金通貨も含む貨幣流通

第4章 額面別・地域別流通に現れる銀行券の内生性
     1 銀行券の額面別還流様相
     2 銀行券の支店別・額面別流通額

  第Ⅱ部 貨幣内生の根源
       —— 振替決済システム形成と信用先行

第5章 物々交換神話の解体と信用先行視点の導入
     1 貨幣が先か、信用が先か
     2 ヤップ島の決済システムと経済学者の信用先行論受容
     3 イマジナリー・マネーによる決済
     4 信用先行視点の必要性 —— 従来の研究における弱点

第6章 振替決済システムの形成とロンドン金融市場
     1 西ヨーロッパにおける振替決済システムの形成
     2 アムステルダム銀行とバンク・マネーによる振替決済
     3 ゴールドスミス銀行とロンドン決済システムの形成

第7章 イングランド銀行と預金・銀行券の普及
     1 ランニング・キャッシュ手形
     2 清算簿
     3 銀行券額面の印刷
     4 預金・銀行券と振替決済

第8章 振替決済システムの発展と銀行券の現代化
     1 手形交換所の生成 —— 振替決済システムの発展①
     2 「銀行の銀行」への道 —— 振替決済システムの発展②
     3 銀行券の現代化
     4 銀行券の不換化

補 論 MMT における内生説・外生説の混在
     1 MMT への疑問
     2 国債発行における信用先行
     3 振替決済システムも信用先行も視野にない内生説

終 章 天動説から地動説へ
      —— 振替決済システムと信用先行による内生的貨幣供給
     1 振替決済システムと預金・銀行券
     2 狭義および広義の振替決済 —— 支払指図書としての銀行券
     3 不換国際通貨の債務性
     4 信用先行視点の帰結
     5 資本主義の「金融化」をこえて

 あとがき / 参考文献 / 図表一覧 / 索 引

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