2023年5月29日月曜日

またもや潜在GDPの定義変更 執念の内閣府 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

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需要不足、最大4兆円圧縮改定 コロナ要因見直しで - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA127IW0S3A510C2000000/
2023/05/12

《内閣府は12日、経済の需要と供給の差をあらわす需給ギャップについて、推計から外していた新型コロナウイルス禍の要因を一部反映すると発表した。四半期の金額ベースの需要不足は見直しで最大4兆円縮んだ。》

もはや人間じゃないっ!またもや潜在GDPの定義を変えた内閣府の執念[三橋TV第709回]三橋貴明・高家望愛
2023/05/29

またもや潜在GDPの定義変更 執念の内閣府 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
2023/05/14

またもや潜在GDPの定義変更 執念の内閣府


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https://youtu.be/CqUr5AysNGA  

 本エントリーの常連さんにはミミタコだと思いますが、内閣府は「供給能力>総需要」つまりは総需要不足であるデフレギャップ(需給ギャップのマイナス)が、小さく見える統計方式(平均概念の潜在GDP)を採用しています。といいますか、小泉・竹中により採用させられました。

 供給能力を「潜在GDP」、総需要は「名目GDP」です。「=潜在GDP-名目GDP」が大きければ大きいほど、その国のデフレ(総需要不足)は大きいという話になります。

 逆に言えば、潜在GDPを小さく見せることができれば、デフレギャップは縮小する

【インフレギャップとデフレギャップ】


http://mtdata.jp/data_46.html#Gap

 日本が「デフレではない」と主張したいならば、潜在GDPを小さくし、デフレギャップを(統計的に)縮小すればいい。

 具体的には、最大概念の潜在GDPから平均概念の潜在GDPに変える。

「全ての労働者や資本が稼働した際の生産量」
 から、
「労働者や資本の稼働の過去平均の生産量」
 に、供給能力の定義を変えてしまえばいいわけです。

 内閣府が潜在GDPの定義を「最大概念」から「平均概念」に変えた責任者は、竹中平蔵です。具体的には、「平成13年版経済財政白書(2001年12月)」が始まりなのです。

 経済財政白書は、当時の経済財政政策担当大臣(竹中氏)の責任監修の下で、公表されました。最大概念の潜在GDPから、平均概念への定義の変更が、責任者である竹中氏の意向に沿うものだったことは明らかです。

 平成13年版経済財政白書では、一応、
「なお、GDPギャップの推計値の解釈は、GDPギャップの定義や前提条件の違いがあるので注意が必要である。この推計では、潜在GDPを計算する際の稼働率について、過去の平均的な水準に近い概念を用いているが、他の推計では、過去の最大の稼働率を用いて、経済がその時点で達成できる最大限のGDPを推計し、それを潜在GDPと考え、ここでの推計より大きなGDPギャップを計測するものもある
 と、最大概念の潜在GDPについても言及されていますが、それ以降は平均概念一色になってしまいました。(最大概念の潜在GDPを維持していた日銀も、その後は内閣府に追随することになります)  

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お待たせいたしました!三橋 貴明×茂木 誠氏『特別対談』世界を最も変えてしまった男 ジャン・ジャック・ルソーの真実 (後編)が公開になりました!

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需要不足、最大4兆円圧縮改定 コロナ要因見直しで
 内閣府は12日、経済の需要と供給の差をあらわす需給ギャップについて、推計から外していた新型コロナウイルス禍の要因を一部反映すると発表した。四半期の金額ベースの需要不足は見直しで最大4兆円縮んだ。
 実際の供給は想定より小さかったことを示す。コロナ禍の経済対策では、需給ギャップを規模の目安とする議論があった。
 内閣府はコロナ禍以降、労働時間の減少などを推計から除外していた。需給ギャップは実際の国内総生産(GDP、季節調整済みの年率)と、労働や資本の投入量などから算出する潜在GDPとの差を表す。供給力の落ち込みを織り込まない場合、需要不足は膨らみやすい。(後略)』

 おい、おい、おい、おい。

 コロナ禍が理由で労働時間が減ってしまったのを、「構造的な労働時間減少」と判断する、という「統計マジック」を使ってまで、潜在GDPを引き下げ、需給ギャップのマイナス(デフレギャップ)を小さくしたいのか・・・。

 凄い執念。

 当たり前ですが、コロナ禍による労働時間の減少は、構造的でも何でもない。「非自発的な労働時間の減少」です。それを「構造的(自発的)」と解釈することで、労働投入量を小さく「見る」ことになり、デフレギャップを縮小できる。

 ただし、デフレギャップの縮小は需要の拡大ではなく、供給能力の縮小により実現する。

 一体、何をやりたいんだ? 

 いや、もちろん分かっていますよ。

『(引用)コロナ禍では、与党の一部から内閣府が推計した需要不足を目安に、経済対策の規模を求める声が出た。』
 ため、↑この連中を黙らせたいんでしょ。

 内閣府は財務省の影響が強い省庁ですが、それにしてもここまでやるか!という印象です。

 もっとも、統計手法や「統計マジック」について無知な国民の多くは、
「内閣府によるとデフレギャップは縮小しているじゃないか(だから、財政出動はいらない)」
 と、間違った発想に誘導されてしまうのでしょう。(絶対に、↑この手のバカアンチ三橋がTwitter界隈に出没するからね。楽しみにしている(割とマジ))  

 いや、自分の頭で考えよ。統計手法の変更により状況が「改善」して「見えた」として、そりゃあ本当の改善じゃないからね。自分の頭で考えれば、分かるでしょ。

「ふざけるな!内閣府!」と、思われた方は、↓このリンクをクリックを!

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「〈緊縮財政論〉が破綻している理由」中野剛志と森永康平が“デフレ下の日本”と“ムダな財政出動”の矛盾を突く 2023/05/

Isabella M. Weberさんのツイート インフレとは? 動画

 
 
Isabella M. Weber
⁦‪@IsabellaMWeber‬⁩
Why can firms hike prices in an emergency?

My answer at CNBC:
1. Cost shocks coordinate price hikes.
2. Bottlenecks present an opportunity to hike prices more than costs to expand margins.
3. Consumers accept higher prices when there is a global shock like pandemic or war. pic.twitter.com/kJmlRjwcpb
 
2023/05/29 0:12
 
 
なぜ企業は緊急時に価格を引き上げることができるのでしょうか?

CNBCでの私の答えは次のとおりです。
1. コストショックは価格上昇を調整する。
2. ボトルネックは、利益を拡大するためのコスト以上に価格を引き上げる機会をもたらします。
3. パンデミックや戦争などの世界的なショックが発生した場合、消費者はより高い価格を受け入れます。

Professor Weber, you think it is some, uh, some corporate profits, uh, being the culprit here. Why? 

Yeah. So I think corporate profits have played an important role. I wouldn't project that on a sudden increase in corporate greed because, uh, the role of profits is always, um, sorry.
The goal of firms is always to pursue profits. But what we have seen is that these massive cost shocks have coordinated price hikes. That bottlenecks have presented an opportunity to increase prices, and that also consumers have been more willing to pay these higher prices.
As in the context of the emergencies of war and pandemic. It seemed natural that prices would be going up, so they were more accepting of price increases than many would've thought.

ウェーバー教授、あなたは企業収益が原因だと考えていますね。なぜですか?

そうですね。企業の利益は重要な役割を担っていると思います。というのも、利益の役割というのは、常に、うーん、申し訳ないのですが、企業の欲が急に高まったということではありません。
企業の目標は常に利益を追求することです。しかし、私たちが見てきたのは、こうした大規模なコストショックが価格上昇を調整したということです。ボトルネックが価格上昇の機会を提供し、消費者はより高い価格を支払うことを望むようになったのです。
戦争やパンデミックという緊急事態の文脈と同じです。物価が上がるのは当然と思われ、多くの人が思っていた以上に値上げを受け入れてくれたのです。



2023年5月28日日曜日

2019 ランダル・レイ教授からの手紙 | 青山まさゆきの今を考える

ランダル・レイ教授からの手紙 | 青山まさゆきの今を考える

ランダル・レイ教授からの手紙

10月10日よりMMTの大家ランダル・レイ教授が来日される。国会でも議員会館でシンポジウムに登壇されるとのこと。私は、日本にMMTを基盤にした拡張的財政政策は適用されるべきではないと度々発言してきた。PB均衡とはかけ離れた日本の国家財政の現状からすると、インフレが生じたからといって直ちに中止はできない。したがって、インフレをコントロールできなくなるのでは、という懸念があるからだ。

もう一つの懸念は、通貨安。1990年代のポンド危機は、虎視眈々とその機会を狙っていたジョージ・ソロス率いるクオンタムファンドの売り浴びせの前に、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が破れ、ポンド安が止まらなかったものだ。これと同じことが、MMT的な政策を提唱する政党や政治家が主導権を取ったその瞬間に起きても不思議ではない。

以上は、日本でMMT政策を取った場合のいわば副作用たるものであるが、効能の点でも日本において効果があるのか疑問がある。

そこで、先般、私の懸念についてランダル・レイ教授ご本人にメールにてお問い合わをしたところ、教授から早速丁寧なご回答をいただいた。レイ教授に心より感謝申し上げると共に、その質疑の部分をご紹介させていただく。(なお、質疑部分については公開させていただく可能性のあることを事前に申し上げている。)

[レイ教授への質問]

1. 日本においては,失業率が2018年平均で2.4%と極めて低い水準にあります。これは急激な人口減少の過程にある日本において労働力不足が顕在化したものと考えられます。現在の失業率は,一般に言われる自然失業率の範囲内と推測され,事実上の完全雇用状態にあるものと考えられます。一方で,生鮮食料品を除く物価上昇率は2016~2018年(各年平均)は-0.3~1%で推移しており,物価は安定しております。

 以上によれば貴殿の著作に記された貴殿の意見である「最善の国内政策とは,完全雇用と物価安定を追求することである」は,日本においては既に達成されており,MMTが提唱する通貨増発による積極的財政政策を取る必要がある状況にはないと考えていますがいかがでしょうか。

2. 日本の国家財政(一般会計予算)における国債依存度は,2009年~2019年において,51.5~32.1%を占めており,極めて高い状況です。このような財政事情下において,さらに景気浮揚のために国債増発を行い,積極的財政出動を行うことを実行した場合,インフレが生じる恐れがあると考えられます。仮にインフレ・ターゲットを2%に置いたとして,これを越えるインフレ率となった場合においても,その恒常的な国債依存財政体質からして,国債発行を緊急に縮小することは困難と考えられ,その場合インフレをコントロールすることが困難となる可能性があるものと思料いたしております。したがって,日本の財政状況に鑑みれば,MMTによる積極的財政出動をなしうる基礎的条件を欠くものとも考えられますがいかがでしょうか。

3. 以上について,1,2を総合した観点から異なる結論は導かれるのでしょうか。

[レイ教授からの回答]

ご質問いただきましてありがとうございます。

測定された失業率が低く、平均インフレ率がゼロをわずかに上回る水準であることは承知しています。消費の伸びが弱いことを主たる要因としてGDP成長率が低迷しています。私は、「成長のための成長」を支持していないことをここに強調しておきたいと思います。重要なのは、全ての人々に対して最低限の生活水準を保証することです。これを実現できないほどに日本の平均成長率が低いのかは分かりません。

これは日本が決定すべき問題です。但し、不本意な退職を余儀なくされた人々が必ずしも考慮されていないため、失業率の測定値は大きな誤解をはらんでいる可能性があります。日本国外において、これは年配の男性労働者、そして恐らく他の複数の集団において問題化しているとの見方が一般的です。その数が増加することで、「労働力の減少」がもたらされます。

貴殿がご指摘になった赤字と負債については、十分に理解しておりませんでした。政府債務の金利が非常に低いため支出は低水準に留まっていますが、債務比率が高く、低金利による恩恵が相殺される可能性があります。金利支払いのための政府支出は消費や投資に対する追加支出を促すものではなく、成長をもたらさないという点において極めて「非効率」であると言えます。

一方、添付の文書において論じている通り、債務比率の高い日本が取るべき対策は2つです。成長速度を加速させることで、赤字比率を下げ、債務問題を軽減できる可能性があります。成長速度を加速させるためには、(金利に対してではなく、成長を促進する分野において)対象を絞った支出を行うことです。これについては、10月10日に来日した際にご説明させていただきます。

この質疑について皆さんはどうお考えになったであろうか。

私自身は、最初の質問に対するレイ教授の答え、「成長のための成長」は支持していない、という回答が極めて重要だと思っている。問題は、日本の国内状況が「すべての人にまともな生活水準」が提供されているかどうかであり、その判断には、ナショナルミニマムとしての社会保障の水準がどのレベルにあるのか、というところが深く関係してくるであろう。弁護士として社会的弱者にある方に生活保護受給のお手伝いをしている経験からすれば、十分な満足とまではいかないものの、最低限度の文化的生活は確保されているものと考えている。

また、2番目の質問に対し、政府の債務比率が高いため、低金利のメリットが相殺されるということ、政府財政における利子支出は、消費と投資へのさらなる支出を刺激しないという点で非常に「非効率的」である可能性があり、成長をもたらさない、という指摘も日本においてMMTを適用すべきという論者が汲み取っていない意見だと思われる。日本の現状のようなあまりにも大きな政府債務残高や、さらにそれを拡大させるような拡張的財政政策は、非効率を加速させるというマイナスがあるのだ。

また、レイ教授は、添付していただいた「MMT and Two Paths to Big Deficits」というファイルにおいて、政府の投資先として「Green New Deal」を提唱されている。現金のバラマキや旧来型公共投資への支出を必ずしも肯定されているとは限らないところも注目すべき点だ。

さて、私は冒頭に述べたとおり、MMT理論の日本におけるその適用については賛成するものではないが、従前の経済学が真剣な分析を行って来なかった「貨幣」とは何か、という問題(「The Money」参照)についてMMTが正目から取り組んでいることには強い関心があり、注目している。

私の2番目の質問に関連する詳細な言及、そして「ターゲットを絞った支出(関心ではなく、成長を促進する分野において)」についてのレイ教授のシンポジウムでの発言は非常に楽しみでもあり、また皆さんに紹介したいと考えている。

2023/05/28 大石あきこ


<政府の少子化対策 評価は>
少子化対策と言いながら、全然やっていない。逆のことをやっていると。
これはなんなのかなと考えてみた時に、大きく2つ問題が横たわっているなって思うんですよ。

1つ目には、やはり根本原因を見ない、または、あえて無視する。根本原因は何かというと、大人が貧困だったり、お金と時間に余裕がないというこの日本社会全体ですよね。おじいちゃんがおにぎりを万引きして逮捕されるという国で、子ども育てたいかと。
これはおじいちゃんだけの問題ではなくて、みんなの所得が減っている。この根本原因に目を向けない。

この根本原因は、特に雇用ですね。雇用の流動化は一番やってはいけません。雇用を流動化して、不安定化して、年金を減らして、こういうところに、子どもを産みたくない、産みたくても産めないという社会の根本原因があるんですよ。
でもう1つは財源論なんですけれども。これは後ほどみなさんと議論したいと思います。
※staff更新

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